島日記 三日月と金星と浜木綿と
昨夕、三日月が見られるか期待したが生憎雨になった。
画像はハマユウ(浜木綿)とアジサイ。
家のハマユウはまだつぼみもないが無人市の横では咲いていた。
肥料をいっぱいもらっているのだろう。
ハマユウのユウは、神事で榊に付ける木綿(ゆふ)からきている。
葉の姿からハマオモト(浜万年青)ともいわれる。
3センチほどの白い種が浮いて海を旅し、発芽し根を下ろす植物だ。
種から芽を出したままもらって植えたハマユウ、今では花が咲きほこっている。
今日の月は月齢⒊5だから、まだ三日月。
見えるのを待っていた。
夕日が沈む空の上空にうっすらとお出ましになる。
三日月のように笑うというが、私は鋭い刃(やいば)に見える。
冷たくひかる孤高の月といったふうに。
三日月は太陽と同じ頃にのぼるので、ほとんど見えない。
日没時に2時間ほど現れて沈んでいく。
満月のように一晩中見えるわけではない。
だから三日月は、幸運のシンボルと言われてジュエリーなどにも使われる。
4〜6月の三日月は「地球照(earth light)」という太陽が地球に反射して、月を照らすので、月の暗い部分まで輪郭が見えるそうだ。
目のいい人は肉眼でも見えるらしい。
今日の三日月はすぐ近くに金星もあった。
夕方の西の空でひときわ耀く宵の明星である。
数日続くようだから、天気がよければご覧あれ。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。