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島日記 今年のマイ漢字は
昨日より温度は低いが、太陽が出て、風のないきりりとした冬日だ。
冬生まれなので寒さは嫌いではない、心をめげさせる北風に弱い。
北風と太陽、今日は太陽の勝ち。
年末には日本漢字能力検定協会から一般公募により「今年の漢字」が発表される。
今年は「戦」
世相から選ぶので明るい字を期待しても仕方がないが、暗い文字が多い。
私的にじぶんだけの漢字を選んでみるのも一興だ。
♪るんさんの記事に触発されて、選んでみた。
「記」
今年からnoteを始めて、どっぷり浸かってしまった。
書くの「書」と迷ったが書は習字のイメージもあるので「記」とした。
かきしるす、こころにとどめる、ふみなどの意味がありぴったりだ。
古事記から幾多の「〜記」がしるされてきた。
文学作品も、ノンフィクション、記録に記事、日記も。
「博覧強記」なる熟語がある。
博覧は多くの物事を知っていること、知識が多いこと、強記はよく覚えていることをいう。
なんでも、漢の始祖「劉邦」の軍が勝利した時、ある家臣が財宝ではなく書物を宝とみなし、たいそうな知識人になったことが由来らしい。
今の時代は専門家であっても、一生のうちで書物を読むのは限られるし、また全て記憶もできない。
凡人は興味ある分野の知識しか覚えられないから、博覧強記とはほんの一握りの人を指す言葉だろう。
また頭でっかちもよくない。
思い浮かぶのは、歩く百科事典と言われた博物学者「南方熊楠」
博学ですごい人ぐらいの知識しかないので恥ずかしいが。
snsがない時代は手紙をよく書いていた。
郵便番号の枠が少ない頃の封筒や便箋が引き出しに眠ったままである。
ほとんど使いようがないので処分しなければならないが、寂しく思う。
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タイトル画像は日記を書こうとして三日坊主になった布のノート。
手で記すことがなくなってしまったが、まだメモや、覚え書きなどは手書きする。
スマホなどのメモ機能は知識がないので、かえってめんどうなのだ。
今年のじぶん漢字は「記」
マイをつけるのは死語なのかな。
来年も発表できたらいいなと思う。
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今日も読んでくださってありがとうございます。