島日記 サツマサンキライとクジラが近くの海に
薩摩山帰来と書く。
藪の中にパッとツル性の花が目についた。
持って帰り部屋に生けたい姿をみせている。
サルトリイバラと図鑑に載っていることもあるが、サルトリイバラは猿が引っかかるほど棘が多く、花が咲くのは初夏、サンキライは棘が少なく、花期は冬。
島では「カカラン葉っぱ」といい、鹿児島の郷土菓子カカラン団子(よもぎもち)を包むのに使う。
薮に手を伸ばして何か取っている人を見かける時はだいたいこの葉っぱである。
福岡ではガメンハ、ガメンハ饅頭と言っていたように思う。
亀のような葉だからか。
カカランは病気にかからん、棘があるのでかからん(触れない)からの由来という。
気になる名前の花なので紹介した。
今日はウコンのヒゲ切り作業だった。
最近、クジラが三頭、海岸近くにいるという情報で、昼休みに見に行ったが、残念ながら、僥倖に会うことはなかった。
強運の持ち主でない限り、たまたま行って会えるなぞ夢だろう。
姿は見れなくても息つぎだけでも見てみたい。
去年ははるか遠くで、らしきものをみたのだが、想像かもしれない。
三頭が戯れているのを見られた人がうらやましい。
それも家の中からだと聞いて、うらやましすぎる。
ウコンのヒゲ切りのコンテナ数を更新しようと張り切りすぎたので、だれやみビールを飲みすぎてしまった。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。
感謝しています。
クジラを見てもらいたいのだけれど……