親子の後ろ姿

葉隠朧の名言と感染症への心構え

理想の父親ランキングというのがありまして、
そこで1位だったのは、つるの剛士だそうです。

ちなみに、私はまだ独り身で子どももおらず、
独居老人まっしぐら中(汗)。

そんな自分が、
なれるものならなりたい理想の父親像がどういうものかといえば、

「覚悟のススメ」という漫画に登場する
葉隠朧』になります。

葉隠朧


この漫画は、
自分の中ではバイブルの一つ。

その中でも至高と思っているセリフが、

”人の上に咲く花などはこの世になし!
 我らを花にたとえるならば、
 人も通わぬ山奥に 咲いた紅葉の心意気“

これ。

このジリジリと胸を焦がす一言を放ったのが
葉隠朧なのです。


好き嫌いは明確に分かれると思いますけど、
日本男児の生き様に自らの理想を重ねる方であれば、
共感するところが多い漫画だと思いますよ。


さて、
なぜいきなりこんな話を持ち出したのかというと、

マンガ『覚悟のススメ』の中に、
感染症の侵略行為が止まらない現状に持つべき心構えを、
見出したからです。


作品を読んでない方は、
何を言ってるのかさっぱりだと思うので、
少し説明しますが、

作中に「強化外骨格」という、
全身を包み込む金属の鎧が出てきます。

強化外骨格

近年ヒットしている映画「アベンジャーズ」に出てくる、
アイアンマンのような装甲と思ってください。

そう、テレビのニュースで
全身防護服を着込んで検疫をしている人を見た際に、
この強化外骨格を連想したわけです。

なにせ、新型コロナウイルスもインフルエンザも
マスクのみでは完全防護できません。

花粉症の方なら体感しているでしょう。

(令和2年2月12日防護服を着ないでクルーズ船の検疫に従事していた検疫官も発症したと報道されてました)

さらにウイルスは目に付着しても、
涙腺を通って鼻に入り、感染するという専門家の話です。

なら、マスクでは用が足りませんよね。
せめてゴーグルが必要。

理想はフルフェイスですかね。

ただ、フルフェイスだと日常生活がままなりません。
コンビニも銀行も入れなくなりますし・・・


「みんなフルフェイスで外出するようになったら
 シュールな光景だろうなぁ」

そんな、無駄と切り捨てられかねない思索にふけっていた時に
頭に浮かんだのが、

これまた葉隠朧が作中で発した言葉です。


戦の場では おまえたちなど 風に舞う蝶の如く 心もとなし!
爆音はおまえたちの耳を奪うだろう
閃光はおまえたちの目を奪うだろう
毒ガスの中では息をすることさえかなわず
炎は容赦なく肉を焦がし
傷口には細菌が群がるであろう
それが戦場なのだ
そのような環境でおまえたちは零式をあやつれるか
必要なのは炎にうろたえぬ鎧なり!
目に見えぬ毒にひるまぬ鎧なり!


ここに出てくる「鎧」とは強化外骨格のこと。

生身をいくら鍛えたところで、
外的環境からは身を守れないから、
鎧による防御が必要と説いているセリフです。


では、
この考えを現実世界に置き換えるとどうなるか?

外界を完全に遮断することは、
実生活上不可能。

ということは、
ウイルスの侵入を完全に防ぐことも、
これまた不可能。

であるなら、
要は、我が身を鋼と化し、
ウイルスの攻撃を防ぐ鎧と化して、
身を守ればいいだろう、というわけです。


・・・もしかすると
余計に混乱したかもしれないので、
中二病的な言い回しをやめて、
もっと現実的に言えば、

身体を丈夫にして、
ウイルスが侵入しても発症させないか、
軽症で済むようにすべし

です。


新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいるようですが、
インフルエンザでお分かりのように、
ウイルスは変異を重ねて人間社会を脅かしてきました。

人類だって、これまで進化を続けてきたのですから、
ウイルスだって生きるために進化するのは当たり前。

ウイルスとワクチン開発のいたちごっこは終わらないとするなら、
最後の砦は、肉体の免疫力を高めることにほかなりません。


人間にとって最高の名医は、
自分の体の中にいます。

病原体に負けない体を作り上げるためにも、

・軽くでも運動して身体を鍛える
・規則正しい生活をする
・和食中心に食べる
・ストレスを溜めない

これらの意識を持つことから始めてみてください。


・・・あ、あと手洗いとうがいも忘れずに(笑)。

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