嵐のあとの虹
夜、布団で
目を閉じて
横たわる私
瞼の裏には
身体を丸めてる猫
がいた
2つの前足を顎の下に置いて
2つの後ろ足で身体を包んで
1つの尻尾が全体を囲んでる
真ん中に出来た小さな溝の中
顔を埋めている猫が1匹いた
にゃーにゃーんと
聞こえる鳴き声と
ひょこひょこ動く
小さな耳が印象的
可愛らしい仕草の
その中にそれでも
私は何だか悲哀を
ひとり感じていた
何故ならその鳴き声は
少し切なげだったから
泣いているのか
笑っているのか
それともただ
鳴いているのか
分からない
その場面を
言い表すと
表現しないという表現
みたいに見えた
瞼の表面から冷たい感触が
伝わってきて私はふいに
その瞼をゆっくりと開いた
両の眼から1つずつ雫
がこぼれ落ちていった
何かに挑戦する時
私の胸は沢山の気持ちで
溢れている
頑張らないと受け入れて貰えない
そう感じる強迫観念
いつ何時までにしないといけない
そう感じる焦燥感
結果が伴わなかったら意味が無い
そう感じる虚無感
だけど同時に
頑張らなくても受け入れて貰える
そう感じる寛容性
いつ何時までも待っていてくれる
そう感じる安堵感
結果ではなく過程が大切と思える
そう感じる充実感
そうして結局、見守ってくれる
人達やその言葉のお陰で後者を
私は強く感じられるようになる
だから挑戦ができる
やった事なくても
やってみたい!と思える
そんな嵐のように流れ行く
想いを浮かべいた私は
深く息を吸って
ゆっくり吐きながら静かに
瞼を再度閉じた
伸びをして
笑っている猫が
そこにいた
その顔の周りには
小さな虹がかかっていて
私もひとり
にゃーんと
鳴いていた
次第に重くなった瞼のまま
私はその虹をテクテク歩いて
静かに今日という1日劇場に
幕を降ろした
1日劇場が開催されていた
美術館のドアがゆっくりと
施錠されて錠が降りた
明日はどんな劇場にしよう
そんな事を朦朧と思いつつ
意識は物言わず解き放たれた
右手にはキランと光る
美術館の鍵が握られていた
追伸:私がフォローさせて頂いている
アセアンさんの記事で拝見した
イカ変態同好会に参加させて
頂きましたニャ🌸
お題は「眠い」です(#^^#)
有意識と無意識の狭間に垣間見る
ゆらめきを感じて貰えると嬉しい
ですにゃ🐾
ちなみに本日のポエムは昨日の記事に
書いた1文を同じく私がフォローさせて
頂いているmichiさんに褒めてもらえて
作成しましたにゃ👒
ちょっと心の中で嵐を巻き起こして
虹が掛かったら次に行くにゃ🌈
本日も最後までお読み頂き
有難うございます♪🐈
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