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水の伴走 平泉
五月の平泉
駅の隣でレンタサイクルを借りて、毛越寺、中尊寺、達谷窟毘沙門堂を巡る。
晴れた春の緑の中をすいすい自転車が走っていく。
走る間、平泉ではそこらじゅうで水音がわたしを伴奏する。
足もとや肩の隣、視線のすこし上のほう。
丘の多い平泉では、いろんな高さの水路に出会う。
田んぼが水で満たされて、きらきら光る。
町の外、田んぼの間をずっと走る。こんなにも長くつながる用水路の手のこめられた美しさにさらさらと流れていく。
こういう旅が好きだ。暮らしの中で大切に守られ続けられているもを間近に見られる旅が好きなのだ。