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気になっている田舎の親のこと⑥ 田舎の父について

私の母親は20年前に亡くなり、父親はそれからずっと田舎でひとり暮らしをしています。ひとりになった当初はさみしそうでしたが、年齢的にもまだ60代と若く、もともと好奇心が旺盛でフットワークが軽い性格なのもあって、忙しく充実した日々を送っていたように思います。

私たちのところにも月に1回ほどの頻度で遊びに来ていたこともありましたが、コロナ禍になり、ここ3年ほどは電話で声を聞くだけで、顔を合わせていません。

そんな中、夫の母親が亡くなり、年老いた父親のこれからのことが現実的になってきました。
わたしはどうしたらいいのか?なにができるか?

田舎に一人暮らしている親のことはいつも心の隅で気になっている。
でも現状を変えるほどのきっかけはない。
だったらそのままでもいい気がしてきました。
変わるタイミングが来たら流れに乗って変わればいいのでは?
なにが正解かなんてわからないし、ひとぞれぞれ。
やれることだけやって、あとは流れに任せよう。

義理母が倒れた時、夫がこうつぶやいていました。
「帰ろうと思えば、こんなに頻繁に帰れた。もっと元気なときに無理してでも帰っておけばよかった」

私の父がこちらに遊びに来るのは、年齢的にもう厳しいかもしれない。
そして父が自主的に田舎を離れることはないだろう。

遠いことを理由にほとんど帰っていなかったけど、
忙しいことを理由にゆっくりしゃっべることも少なかったけど
父が元気なうちに帰省しよう。
帰ってたくさんしゃべってみよう。
いろいろ聞いておこう。いろいろ確認しておこう。

離れていても近くにいても
一番大事なのは意識がむいているかどうかかも…
今回の出来事でそんなふうに思いました。
そしてだいぶん反省しました。
父のこと、日々もう少し想っていこうと思います。

おわり



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