【超訳】角野隼斗さん英国ロイヤルアルバートホールデビューのクラシックFM記事を日本語に訳しました(あとがきで感想もすこし)
2024年4月24日(水)夜
ロンドンのロイヤルアルバートホールにてCLASSIC FMのライブが行われました。
角野隼斗さんは指揮ベン・パーマーさん、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団と共にジョージ・ガーシュウィン作曲のラプソディーインブルーを演奏しロイヤルアルバートホールでのデビューを飾りました。
Xにてご本人が「カデンツァ中に客席から鳴ってしまった着信音に即興で反応したら、なんか記事にまでなってしまった」と記事になった事を紹介してくれました。
その場面はYouTubeの動画では
【着信音とピアニストの共演】という見出し
さらにショート動画でも紹介されています。
YouTube動画↓
バイオリン奏者の反応が分かるショート動画↓
以下にCLASSIC FMの元記事の超訳を載せます。翻訳アプリで見るとどうも日本語が直訳で不自然なので自分の感覚で訳してみました。
必ずしも正確ではないと思います。
大きく意味合いが外れたり内容盛り盛りにしないよう気をつけましたが大いに意訳を含んでいますので【超訳】としています。
どんな記事の内容だったかニュアンスでスッと頭に入ってくる感じの自然な日本語になるよう心がけました。
(バイリンガルの方や翻訳家の方に見られたら恥ずかしいですが明らかな間違いなどご指摘ありましたら修正しますのでご連絡下さい。)
CLASSIC FM.comより↓
【角野隼斗のピアノソロ中に着信音!ガーシュウィン・ラプソディーインブルーの演奏中に鳴った携帯電話の音に天才的なリアクションを見せたピアノ界の新星】
日本人ピアニスト角野隼斗といえばYouTubeでの創造性あふれるピアノ即興演奏が話題になっているがロイヤルアルバートホールで行われたクラシックFMライブでまさに彼の機敏性に富んだ音楽感覚がさらけ出されることとなった。
2021年ショパン国際ピアノコンクールのセミファイナリストでありコンサートホールでもオンラインでも熱狂的なファンを生み出した彼は今回指揮者ベン・パーマーそして我らがロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団と共にジョージ・ガーシュウィン作曲ラプソディーインブルーのステージを披露した。
コンサート中に客席で携帯電話の着信音(アラーム)が静寂を破るのは昨今珍しくないが弱音パートで鳴ると演奏者や観客はため息まじりの非難の視線を向ける事がある。
あろうことかロイヤルアルバートホールデビューの隼斗のカデンツァ(即興ソロ)の最中に客席で着信音が鳴ってしまった。動画で彼のリアクションを見てほしい。
他の演奏者なら戸惑ってもおかしくない場面だが彼はベル音のリズムとトーンを聞き逃さずリリリリーンと高音域のトリルで表現した後さらに低音域でも奏で器用にカデンツァに溶け込ませてしまった。
彼は落ち着き払っており眉ひとつ動かさず冷静沈着極まりないが即座に見せた音楽センスと創造性に魅せられた後ろの第一バイオリン奏者が瞬時に眉を上げ彼に視線を向けた。
「たとえロイヤルアルバートホールでクラシックFMライブのデビューという時であっても周りの音に本能的に反応してしまうのは音楽家の性(さが)のようなものです。」と隼斗は後に語ってくれた。
指揮者ベン・パーマーもまた
「昨夜のライブでラプソディーインブルーの最中に着信音が鳴ったのを角野隼斗が瞬時にコピーし即興演奏に融合させたのは最高の瞬間だった。」と彼のファンになってしまった様子。
この珍事は曲の中ではほんの一瞬にすぎないが、エネルギーに満ち感情にあふれ音の錬金術のような素晴らしいラプソディーインブルーの全編はコチラでお聴きいただける。(※注:記事中に赤字のリンクあり。アーカイブはGlobal Playerというアプリをダウンロードしユーザー登録後に聴く事が出来ます。音声のみで映像はありません。氏名生年月日メールアドレス等入力の必要あり。先日のライブが聴けるのはあと3日と限定あり。全て英語のページです。)
壮大な音色でラプソディーインブルーが終わるとロイヤルアルバートホールの5000人超の観客は歓声を上げ拍手喝采。
全員に着信音が聞こえた訳ではないし(カデンツァ中のあの部分が)携帯の音に対する彼のリアクションだったと皆が皆知っていた訳ではない。
しかし誰もが角野隼斗というピアニストの底知れない才能が冴え渡り響き渡るのを聴いたのは確かであった。
〈元の記事はカイル・マクドナルドさん著〉
【あとがき・超個人的感想】
ラプソディーインブルーの序盤よりおしゃれ装飾フレーズが散りばめられてキレッキレな音色。
かなり最初の方でも例の着信音ぽい高音域のトリルを1度されていてもしかしてその時も客席で鳴っていたのかな?というのは何の根拠もない私の全くの想像です。
携帯電話の一件はニュースになるほどの衝撃だったようですがほかにもこんな場面が。
一瞬音が静かになってアレ?と思っていたら観客がザワザワ、クスクスとし始めました。
鍵盤ハーモニカの音が流れて来て納得。
どうやら鍵盤ハーモニカになじみのないイギリスの方々には物珍しく「いったい何をするんだろう?小さな鍵盤?ん?チューブを口に?」という雰囲気。
アコーディオンに似たどこか郷愁と少し可愛らしさも合わせ持った鍵盤ハーモニカの音色。
初めて聴く方々も多かったのではないでしょうか?会場のざわめきからそんな新鮮なワクワク感が伝わってきました。
曲の途中であるにも関わらず鍵盤ハーモニカのパート終わりには拍手が起きていました。
記事の通り曲が終わると拍手喝采でCLASSIC FMのパーソナリティの方も興奮冷めやらずの口調で「昨夜のライブで1番の思い出に残る素晴らしい演奏」と絶賛されていました。
私がアーカイブで聴いたのは音声だけでしたが
YouTube動画や各メディアの画像を見ると角野さんご本人の表情はキラキラ輝いていました。
今後またイギリスでもたくさんの方々を魅了されていかれると思います。
CLASSIC FMさん素晴らしいライブ動画のおすそ分けと記事をありがとうございました♪
最後まで読んで下さりありがとうございました。