幹細胞治療とは〜年齢によって効果に差はあるのか?〜
前回に引き続き、幹細胞治療についてご紹介いたします。ズボラな私の説明ですので、もし真剣に詳細を知りたい!という方はご自身でもお調べいただけたらと存じます。
Wikipedia「人幹細胞」
幹細胞治療では、「なるべく若いうちに脂肪採取をしたほうがいい」と言われています。なぜなら、幹細胞も若いままで培養できるため、自分が歳をとってもその若い頃の幹細胞を点滴することができるからです。
歳を取ると、体のあちこちにガタがくるのが当たり前ですが、実はそれも治りのスピードに影響するようです。
ボロボロに使い切った車に新しい部品を入れたとしても、受け入れる側が錆び付いていては新部品も馴染むのに時間がかかるのと同じです。
ですので、例えば20代のガン患者と、70代のガン患者では、点滴後の効果の出方、スピードに大きな差も出やすいのだとか。
20代の方だと、数回の点滴、あるいは1回目の点滴で効果が現れるけれど、70代だと、もう少し回数をこなすことで効果が現れるのだそう。
それにもちろん個人差もあります。
「自分は全然病気知らずだから、点滴すると若返るかもな〜ルン♪」と思っていても、ひょっとして、自覚症状がない肝炎だったり脳腫瘍だったりがあるかもしれません。
幹細胞は危険レベルの高いところから働きかけるため、そこに力を使い果たしてしまえば、若返りの効果は期待できません。
もしかすると、この幹細胞治療が当たり前になる未来には、若いうちに脂肪採取をしておくことがスタンダードな世の中になっていたりして?
次回は私が幹細胞治療に興味を持ったきっかけを、お話ししたいと思います。
ありがとうございました。