結局のところ、いくらかかるの?
ヒトカン治療の流れについてざっとおさらいしますと、
まずお腹の脂肪を採取し、
↓
その中の「幹細胞」だけを培養したのち、
↓
点滴で体内に戻し、体の壊れた部分を修復してもらう。
という感じです。
ではその期間はどれくらいかかるのでしょう?
脂肪を採取したあと、5週間ほどかけて培養してもらえます。
その数なんと3億個(私が依頼した韓国BHLの場合です)。
今のところ日本ではその数を培養してくれるところは少ないようです。でもいずれ日本も追いついてくるのでしょうね。
点滴をする間隔ですが、
脂肪採取をしてから5週間後に、1回目の点滴。
それから3週間〜1ヶ月後に、2回目の点滴。
その3週間〜1ヶ月後に、3回目の点滴。
私はわずか3回しか点滴をしない「トライアルコース」で、価格は560万円くらいでした。
脂肪採取&培養&点滴3回分です。
本来は、10回点滴ができる「ベーシックコース」が推奨されています。
1ヶ月ごとに1回の点滴×8回
3ヶ月とごに1回の点滴×2回
これで1,700〜1,800万円くらいかかるそうです。
癌や脳の病気、長く内臓を患っている方などは、こちらを選ぶそうです。
やはり元気なヒトカンを、何度も、たくさん、体に入れた方が良いということですね。
3回コースの人も、10回コースの人も、コース終了後に希望すれば、4ヶ月に一度(年に3回)点滴を受けられる「年間メンテナンスコース550万円」というのを追加で受けることもできるそうです。健康維持、病気予防、若返りが期待できます。
トライアルで3回点滴が終わってから「やっぱりベーシックに延長するわ」というのはできません。年間メンテナンスコースになります。
ちなみに脂肪採取を一度行えば、その先20年間保管してもらえるので、5年後でも10年後でも、何度でも点滴を受けることができるそうです。
しかし、やはりお高い…。なんでこんなにお高いのでしょうか。
簡単にいえば、まだ保険適用ではないからです。
再生医療は日進月歩で進んでいる治療法ではありますが、始まって数年しか経っておらず、「やってみないとどこにどう効果が出てくるかわからない」という曖昧な部分も多く、お医者様としても「実験的」な感覚になってしまうのではないかなと思います。
しかし、日本では白血病や脊髄損傷など一部の病気には保険適用もされているようです。
治療をする人が増えれば、価格も低くなり、いつか保険適用にもなるかもしれませんね。
ちなみに金額は私が受けた時点のもので、変更している可能性もありますのでご了承ください。
今日はここまでです。
ありがとうございました。
次回はいよいよ1回目の点滴体験のレポートです。