痛いの?痛くないの?脂肪採取がスタート!
オペ室に入ると、女性の看護師さんがお一人いらっしゃいました。
促されて台に寝そべると背中が暖かく感じ、
「わあ、あったか〜い♪うれしい〜♪」
と呟くと、一緒に入ってくれている通訳さんがすかさず看護師さんに伝えてくださり、看護師さんと微笑むことができました。
まずは採血からです。テキパキと両方の腕から採ってくれました。
次は服をめくってお腹を出します。
「消毒をします。少し冷たいですよ〜」
と言われながら消毒をしてもらったのですが、結構広範囲だったので、くすぐったくて笑ってしまいました。
ここで驚いたのが、両腕をバンドでベッドに固定(?)したことです。
え、拘束されるの・・・?
と思った途端、心臓バクバク(私はビビリです)。
麻酔など針を使うから、という理由だったと記憶しているのですが、看護師さんが止めてくれた赤いバンドは、固定と言えないくらい、もう1本腕が入るくらいにゆっるゆるでした。
これならいざという時に自分で抜くことができます。一瞬上がりかけた心臓バクバクも元通り。リラックスです。
ここで院長先生が入ってこられました。
ビビ「よろしくお願いします!」
院長先生「大丈夫ですからね〜」
看護師さんと打ち合わせをしている間に思い出しました。
私の左手の甲には、ハングルで「よろしくお願いします」が書かれています!
暗記したはずのハングルは全く頭に浮かびません。
ベルトから手を外そうかとも思いましたが、反抗的態度だって思われたらどうしよう・・・(私はビビり)。
院長が私の右側に立ち、笑顔で言いました。
「それでは、切開するための麻酔をしますね」
いよいよです・・・!
院長はずっと笑顔のままで、
「ついでだから脂肪はいっぱい取りましょうか?」
とか
「おや!脂肪が少ないですねえ」
とか、常にほんわかトークを続けてくれました。
いつの間にか麻酔が終わっていたようです。
「次は脂肪を柔らかくします」
と、私のお腹の脂肪をモミモミしはじめました。看護師さんも私の左側に立って同じ強さでモミモミします。
しかし、これが結構な力!
「もみしだく」感じです。
私はくすぐったがりでもあるのですが、でもこれは「笑わせてやるぞ」というソフトタッチではなく、本当に脂肪細胞をこてんぱんにやっつける感じだったので、こそばゆい感じにはなりませんでした。
この最中も、院長先生はほんわかトークを続けてくださいました。日本のどこからきたのかとか、韓国では何を食べたのかとか。。リラックスさせようとお気遣いいただいているんだなあと感じ、私からも院長先生や看護師さんに好きな食べ物を聞くなどして、会話を楽しみました。
10分くらい経ったかと思うのですが、院長先生が
「では少し切開します。1センチくらいです」
と言われたのですが、切られた!という感覚は全くありませんでした。ニコニコしたまま院長先生は手際良く進めてくださいます。
「では脂肪をとりましょう」
と、先生の背後にあった器具を取りあげた時、一瞬長い針が見えたのですが、怖くなるのですぐに目を背けました。
ドキドキしたのですが、針が入ったのかもわからないくらいで、院長先生の腕が前後に動いていることから広い範囲から少しずつ採取しているんだろうな、と推測していました。
院長先生「はい、終わりました」
ビビ「はぃ?」
多分5分くらいでしょうか。
「これだけ取りましたよ」
という声に反応して看護師さんがシャキーンと見せてくれたのは、大きな注射の中に入った、オレンジ色の脂肪。
「では、左右の形を整えておきましょうね」
と、再度針を入れ、上から触りながら脂肪の形を整えてくださいました。あとは一針だけ縫って、終了です。これも全く痛みはなく、しかもすぐに終わりました。
看護師さんが大きなガーゼを貼り付けてくれて、終了です。
この時、看護師さんは少し迷っているように感じました(これにより、私はあとで痛い目にあいます)。
今日はここまでです。
ありがとうございました。