三浦春馬、美しい人
今更だけど、三浦春馬はとても美しい人だ。
どうして今まで気づかなかったのだろう。
私は日本の俳優に疎く、とくに美形好きでもなかったせいもあるけれど、今更ながら春馬くんをためつすがめつ眺めては見惚れてしまう。
とくに横顔なんて、これほど美しい人がいるだろうか。
私は今暮らす国で、金髪碧眼、彫りの深い顔の長身の人々を毎日見ているわけだけど、その中に混じっても春馬くんの美しさは格別だと思う。
いわゆるハーフ顔という濃さはないし、かといって特にアジア系らしい顔でもないし、ちょっと無国籍な感じ。
春馬くんは骨格からして美しい。
彫刻のような、とよく例えられていたけれど、本当にそんな感じだ。
頬骨の陰影さえ美しい小顔に、すんなりと伸びた首と広い肩幅、長身に長い手足で、全体を見てもとても均整のとれたスタイル。
さぞかし舞台映えしたことだろう。
そこへ、喜び・悲しみ・怒りなど様々な感情が内包された表情が加わると、さらに見るものの心を捕らえて離さないのだと思う。
本当にエンターテインメントの世界で生きるために生まれてきたような人。
俳優は天職だっただろう。
だからもし春馬くんが海外進出したとしても、才能と努力も兼ね備えた彼が、頭角を表すまでにそんなに時間はかからなかっただろう。
今となってはそれも夢になってしまったけれど…。
毎日、春馬くんに関する動画などを探しまわって見つけたC&Kの「みかんハート」のMV。
おばちゃんにとっては、はるか遠い日の花火みたいな、青春を感じさせてくれる歌詞とエモーショナルなメロディが、春馬くんの何か物言いたげな憂いを帯びた表情とリンクして切なくなる。
まるで自分のことのように胸に沁みる…。
「真夜中の五分前」の時計修理工リョウを彷彿させる、時計のムーブメントに触れる長い指も美しい。この時23歳!?とは思えぬ色気と落ち着き。
個人的には、この「ラストシンデレラ」くらいの頃の長めヘアスタイルがとても好き。美しい顎や首のライン、色っぽい口元が映える髪型。
癖っ毛風のゆるくかけたパーマもすごく似合う。なかなか日本人でこういうニュアンスのある髪型が自然に馴染む人っていないと思う。
追記:MVの中で春馬くんが演じているのは、アンティークのオルゴール職人だそうです。職人、まさに春馬くんにピッタリ。そして、年上の女性に片思いされて、でもその気持ちには応えられない…という役どころだそうです。切ない。
同じ頃かな?写真家レスリー・キー氏がバーニーズニューヨークのために撮った春馬くんも美青年という表現がぴったり。
魅入られてしまうような、ため息ものの美しさ。
我が息子も、こんな内面も外見も格好いい男に成長してくれたらいいのに…と、ついつい母親目線で見てしまうのだけど。
この美しい人は、もうこの世にいない…。
もう永遠に歳をとらない。
この喪失感は、そうたやすく消えそうにない。
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