一級建築士製図対策

子ども・子育て支援センター ⑤ボリュームの検討1/2

箱の想定。ここは本当に大事!
採点のポイント(1)空間構成だから
出題はどんな空間構成を想定しているか?
ここが違うと、完成しづらい。
完成してもしっくりこない。
また近年は、記述に繋がらないプランに。
そうならない為にも落ち着いて丁寧に
手順を解説していきます。

これから具体的プランニングを進める上で、

①どんな形?
平面では横長・縦長・正方形・一部欠きこむ・・・色々。

この課題は
※50mx36mと東西に横長・
南に公園の敷地形状から
横長の相似形が良い。
南に面して多くの部屋を配置出来る。

※各階特に3階の形状は屋上広場の配置で
異なる点注意。

エスキス難易度だけで考えると
低 南東(屋上広場が端で残りの空間がひと塊)
廊下が短くなる
中 南中(屋上広場が真ん中で両端と分断される)
廊下が長くなりやすい
高 南西(南に面するグリッドが減る)北寄り
3階が小さく2階が大きくと振り分け難
の順で難しくなる。
※南西のこの案の方、2階・3階の屋上広場面、
西面が活用されていなければ空間構成▲
南東南中案より南面を減らしてまで
ここに屋上広場を設ける理由が見いだせない。


設けたならば、先にも述べたように、
南公園側・西小学校校庭側の
南西がこの敷地で一番良い場所と考え、
1階は屋外遊戯場、2階に屋上広場と、
大事な屋外施設を纏めて配置し、
周辺環境との繋がりを持たせた。
また室内空間も各部門の大事な、
1階保育室、2階は〇〇室、3階は〇〇室を配置し
屋内外の繋がりを合わせた配置計画とした。
と記述したい。

立面では各階同じ・異なる・上階だけ異なる・・・色々。

この課題は
※3階建 1階屋外遊戯場・2階屋上広場要求から
異なる

こんな風に断面構成をスケッチしておこう!

②大きさ?
建築面積・建蔽率や
床面積・容積率の指定、範囲がある。
に対して、上限値側か下限値側か、
はたまた中間値か?

③数値か箱の数か?

イメージいやすさ方で。
1260㎡以内、2000㎡~2500㎡。
数値でピンと来る人。
30コマ以内、48~59コマ。
箱ででピンと来る人。
要求室面積から40㎡が多いから
40㎡を1コマとしてみる。

ボリューム違反はランクⅣ。
ここでしっかり制限をかける。
高さも合わせて。

要求室から箱の数算定




計53コマ<床面上限値59コマだから計画可能。
※上限値から50~100㎡程控えたぐらいが良い
広い方が入れやすいから。58コマで進める。
コマで拾う時のテクニック
①広目に拾う。
②各階にコアが3つ必要よって×フロア分を忘れずに。

※空間構成は大事です。
しっかり設計条件を読取、
出題の意図する空間構成をイメージする。
特に複数年受験生の方は作図スピード速い
アドバンテージがある。
鍵となる屋・内外の施設配置のいくつかの、
可能性は抑えておこう。

次回は⑤ボリュームの検討2/2へ進めて行きます。





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