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部屋の絵を描く

夢や妄想を詰め込んだ部屋か、大切な思い出を詰め込んだ部屋の絵を描くサービスを始めました。

詳しくは、オンラインショップから。


なんで部屋の絵を描き始めたのか。

本格的に描き始めたのは、去年の10月くらいからだったと思う。
引っ越しして新しい環境になって、家具を買い揃えなきゃいけなかった。

せっかくだし適当なのを買うんじゃなくて、気に入ったものを買いたいな〜なんて思ってネットでひたすら検索する毎日。でも、やっぱり良いものってそれなりに良い値段がする…

会社を辞めたてでさらに引っ越しまでしてそんなにお金を注ぎ込む余裕はないし、厳選に厳選を重ねた家具でも「やっぱりあれも可愛かったな〜」なんて思っちゃう。

そこで、ちょうど自分用に紙のカレンダーを毎月作ろうかなと思っていたのもあり、そのカレンダー用の絵に諦めきれなかった家具や住んでみたい部屋を描いてみようと思ったのが最初だった。(今こうして書いてみると、なんて物欲にまみれた理由!でもその物欲で絵を描いてるから良しとしよう)


そうして描いているうちに、だんだん家具そのものよりそこに住む人の癖を描くのが楽しくなってきた。人を描き込むより、人が存在しない空間で、でもそこに生活の癖とか空気を感じられるようなものが描けるとさらに楽しい。

さらに、出来上がった絵をまとめて本にしたりステッカーにして販売してみた。その中で手にとってくれた方が「自分の部屋とは別に、もう一つ部屋があるっていいな」と言ってくれたのが、すごく心に残った。たしかに。

やってみたいインテリアは数あれど、やっぱりそれを全部試すことはなかなか難しい。それに、部屋は自分のためだけの落ち着く居場所だけど、そうじゃない人も、そうじゃない瞬間もたくさんある。

住んでみたい部屋があるときや、ここじゃないどこかに行きたいとき、いつもはなんともないのに何故か孤独に感じる時、絵の中だとしてもその人だけの部屋があったら、そこが拠り所になったら良いなぁと思った。



試作品は、友人に協力してもらった
思い出部屋の方は「祖父母の家」をテーマに写真をいくつか見せてもらい、おばあちゃんがよく寝ていたソファと、それがキラキラ日に照らされているところを描いた。

妄想部屋の方は「のんびりできるY2Kな部屋」をテーマに、水槽に入ったカニや虎のカーペットも入れてほしい!というのをもとに描いた。蟹のいるリンゴ型水槽はお気に入り。どうぶつの森でこういうテレビあったよね。

そんなわけで、夢を詰め込む妄想ルームと、大切なものを詰め込む妄想ルームの2つを始めるに至りました。お部屋に飾れるキャンバスプリントか、データで楽しむスマホ壁紙か選べるので、お好きな方でぜひ注文してみてください。

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