子どもには自然が必要
先日、図書館で借りてきた中の一冊。
『にちようびの森』
作:はたこうしろう
2015.5.25出版
ハッピーオウル社
もともと、はたこうしろうさんの作品が好きなので借りた一冊。
日曜日に森に行って遊ぶお話しかなぁ…くらいの気持ちで借りたのですが、読んでいる途中で、胸が熱くなり、思わずホロリ…
内容はこんな感じです。
主人公の男の子が、お兄ちゃんたちと、川に遊びに行きます。
川では、水遊びしたり、魚やカエルと遊んだり…
川はとても楽しい大事な遊び場でした。
しかし、次に川に行った時には、川は工事中で入れない…
そこで今度は田んぼの横の小川へ。
小川では、ザリガニをとったり亀を見たり…
小川もとても良い遊び場でした。
しかし、小川はいつのまにか塞がれてしまい、遊べなくなりました。
次は田んぼへ…
しかし田んぼもいつしかなくなり、住宅に…
そこで今度は森へ行き、虫取りなどをして楽しんでいたのですが、ここにも、『虫とりをしてはいけません』との張り紙が貼られ、子どもたちは行き場をなくします。
最後は新しく出来た公園に行くのですが、ここでも自由には遊べませんでした。
そして子どもたちは家にこもり、ゲームをするようになります。
ゲームの世界で冒険を楽しむようになりました。
読んでいる途中で、なんともやりきれない気持ちになり、目がウルウル…😢
確かに、私が子どもの頃に比べたら、自由に走り回れたり、虫とりしたり出来る場所が、少なくなっていますよね。
私も、『最近の子どもはゲームばっかり…』とついつい言ってしまいがちな、大人の一人ですが、そう言うのではなくて、『ゲームよりもっと楽しいものがあるよー!』って教えてあげるのが、大人の役目だと思います。
そんなことを考えさせられる素敵な絵本でした。
これは是非とも我が家の本棚に加えたいです!
noteにて、初めての絵本紹介でした!