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OMDSとオリンパスに失望 OM-1mark2

ついにOMDSのOM-1mark2が発表されました

オリンパスのブランドで発売されたOM-1が OMsystemというロゴでOM-1mark2として発表されました。
その機能は、他社ミラーレス機が追いついてきていた部分を引き離すところも加わり魅力的な機種だと思います。
自分が使っているメーカーのカメラの機能が上がることは嬉しいはずなんです。ところが、このニュースをみて怒りが込み上げてくるのは私だけでしょうか。(2024年1月30日19時の情報をもとに記載しています)


2022年3月 OM-1発表+発売

オリンパスという会社からOMDSという会社に分社されるなか、OM-1が発表・発売されました。素晴らしい性能がうたわれており、発表日にすぐ予約しました。
1)センサーサイズを超えた高画質 高くなる常用感度と広いダイナミクレンジ
2)AF精度の向上
3)AI被写体認識
4)ライブND
5)手持ちハイレゾリューション

発売+入手が楽しみでした。

カメラを購入し、撮影開始、その感想

ライブNDや手持ちハイレゾ。これは本当に嬉しい機能でした。
疑問がある写真になることもありますが満足度も高いです。

しかし、カメラで一番大切な機能としてはAFでピントが合うことではないでしょうか?

E-M1mark2からは進化していました。C-AFという被写体が動くものへの追従性能は高くなっています。ただ、それでも追いつかないことも多数です。
被写体認識はネットの掲示板を読むとわかるとおり、手前にものがあるとAFが引っ張られるなどまだまだ使えないケースが多かったです。使われるとわかりますが、静止している被写体に対してのS-AFでも迷って動作を繰り返すなどもあります。ポートレートで目でS-AFで合焦して撮影。後で写真見るとピントがあってないことも良くあります。

つまり、このカメラは発売時素晴らしいAF性能ですと謳っていながら、実際にはそうではなかったのです。
ただ、その時点で怒りの気持ちはなかったです。
AFの信頼度が低いなら、撮影条件が許せば複数回シャッターを切るなどで工夫していくことで少しはカバーできたからです。

新型OM-1の噂

OM-1の2型のニュースが流れた時に掲示板の書き込みであったのが、まずは現行機種のAFどうにかしてください!だったと思います。
発売時に「素晴らしいAF」と言いながら期待外れだったのに、次の機種でAF性能向上といわれても買い替えや買い増しには踏み切りにくいと思います。

新型OM-1mark2 発表(1月30日)

さて、新型発表されました。細かなところは製品のページを各自御覧ください。
・エンジンやセンサーに変更は無いようです。
・バッファーが大容量になり、連続で200枚ほど撮影可能(従来が90枚程度)
・被写体認識に人物が加わる(後ろ姿でもOK)
・ライブNDというハーフフィルターのGNDタイプをソフトで出来る
・手ブレ防止機能が+1.5段アップ

ライブNDや被写体認識(人物)は使ってみたい機能ですね。

従来機OM-1への対応(1月30日)

ファームウェアのアップなどなんの情報もありません。
今後従来機に対してのメーカーがどうするかはわかりませんが放置されるかもという不安は大きいです。

苛立ちの原因

オリンパス・OMDSはマーケットのシェアでは決して大きくないと思います。それでも軽量でタフなカメラとして使いたいというユーザーもいます。
私も過去のオリンパスの故障時のサポートやバージョンアップの丁寧さで使ってきました。

今案内が来ているのが「オーナーズケアプラス」の2年目の保守案内です。
3年で49500円払うと1年毎にメンテ、3年目にフル整備が受けられます。もし、新しい機種が欲しくなり、買い替えをするとこの投資は途中解約が出来ないので無駄になります。
フラッグシップとしてメンテナンスのパッケージを売っていて、新発売と同時に買っているのに期間中に旧型機種になるのです。

もちろんデジタル製品ですから、センサーなどの革新的な技術によって圧倒的な機能向上があるなら諦めも付きます。
もしくは2型の開発で得たアルゴリズムを1型にもできるだけフィードバックしたファームウェアが届いてたら納得もしたと思います。

2016年12月22日 E-M1mark2発売
        (ファームウェア マイナー14回 メジャー3回アップ)
2019年2月22日 E-M1mark3発売
        (ファームウェア マイナー6回アップ)
2022年3月18日 OM-1発売
        (ファームウェア マイナー5回アップ)
2024年2月23日 OM-1mark2発売

さて、この年代表をみて皆さんどう思われますか?
OM-1mark2の機能で魅力を感じていますのでE-M1mark2は手放して購入しようかとは思っています。ただ、この機種も2年したら陳腐化するのかと思うと30万近い金額は悩みますね。
(ここ数年で2層積層トランジスタのセンサーとか採用されそうですしね)

まとめ(信者と新規購入者は対応を変えたほうがいいかも)

私のように信者は、魅力ある機能も増えていますので購入もありかなと思っています。悪天候でレンズフードが使えない中でハーフND機能があるのは便利だと思いますので。またAFも程度は判りませんが向上しているようなので今よりは少しでも楽に撮影できると思います。

一方、新規のかたには レンズ価格も高騰してきているなかであえてMFTにしますか?もう一度考えましょうと言いたいです。APS機種はMFTより高感度ノイズも少ないですし、他に使っている人が多いメーカーはレンズのお試しなんかも友人と出来たりします。

レンズのロードマップも信頼できない、フラッグシップ相当機種でもファームウェアの対応はあまりないというメーカーだと思って購入される覚悟が必要だと思います。

メーカーさんへ

本日、メーリングサービスで新機種発売の案内がきました。
そこには従来機を買い替えでお得に下取りしますとありました。

5万円近くのオーナズケア入っているユーザーに、お気楽にOM-1下取りしますよというメールを送ってこないでください。送るなら同時にオーナーズケアユーザーに買い替えの場合、どういう対応するとか送ってください。

従来機種で大きな不満を我慢して使用していたのに、新しい機能使いたかったら買い替えてねというのを2年目でされたユーザーの気持ちをかんがえてください。

昨年からYOUTUBEでもom-1の案件動画を行いながら、noteではom-1の開発記をアップして素晴らしいんだよと新規ユーザーの発掘をしていました。もし去年の暮とかにこの機種買った人がどう思うか今一度考えてください。
(安い時ならボディー17万円程度にキャッシュバック2万円。実質15万円で買えてるんだから不満なら13万で下取りにだして新しいのを買えということでしょうか?)

普通ならば、使っているメーカーの悪口を書きたくはないです。
それを書いて新規の被害者がでないようにしたくなるようなことを、御社はされているという自覚をお願いします。

去年の秋に友人が私のカメラをみて、OM-1を買いました。その友人に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

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