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いじめっ子の未来
子供達が自ら命を断つ。
そんな数が高くなりがちな時期が今年も来た。
夏休みの終わり。
先週からか、今週からか。
夏休みが終わり、始業式が行われている。
いじめっ子達から、学校という環境から一時離れることが出来た夏休みが終わってまた通学しなければならない新学期。
重苦しく、鬱苦しい思いで迎えている子供達は少なくない。
私自身もそうだった。
いじめられ、集団行動も苦手で、苦手な自由研究はあまりにも不出来で恥ずかしく、始業式は地獄の始まりだった。
そんなことを思い出す夏にいつも流れるニュースは、「無理に学校に行かなくていい」というものだ。
いじめられた人へ。
自分の力で逃げて!居場所を見つけて!あ、ちゃんと勉強もして‥出来たら学校に戻る努力もしてね!
みたいな、そんな内容ものが多くいこのニュース。
なんて日本らしいのかと思う。
弱きものは排除で、カーストの上に立つものが何をしても許されるというこの感じ。
どうして人に暴言を吐き、殴り、嫌がらせの数々をした人が学校へ行けて、学べて、青春を謳歌できるのか。
ちなみにだけど、海外では加害者側が通学停止になる。
加害者側がカウンセリングを受け、怒りのコントロールや共感トレーニングを受けるそうだ。
それが全てではないだろうが、日本も取り入れてみてもいいのでは?と思う。
私自身はいじめられた原因は自分にある。
と、理解している。
集団行動が苦手で、ちょっと変な奴だったし。
でも、中には超八つ当たりみたいな‥
自分が買って貰えなかった下敷き持ってるとか、食べた事ないもの食べたとか、そんなレベルでいじめって起こってたりする。
自分が気に入らないからいじめてやる!
そんな子供達は一定数いる。
正直何歳になっても羨ましいという気持ちは持つものだ。
だけど、それで意地悪をしてはいけないという理性は10歳にもなれば養われるだろう。
だから、怒りに任せて暴力を振るったり、その対象のものを壊したり、隠したり、無視したりと加害してしまう「いじめ」という行為をするのはその辺りが未熟である証拠かと思うのだ。
だからこそ養わないといけない気がしている。
そこで変えないと、そのまま大人になった時、物を取ったり、暴力で解決しようとしたり、会社でいじめをしたりする人に育つ様な気がするのだ。
そんな人に一度は会ったことないだろうか?
私はある。
学生時代自分はカーストの上の方にいたし、人をいじめたこともあったなぁ。懐かしい。
みたいな人。
いじめてた対象の事を、ヤバい奴だったからなぁ、あいつが悪いんだ。
といい放ち、何も反省した事は無いらしい。
おお‥。そんなあんたがヤバいよ。
と、思ったけど言わなかった。
ちなみにその人は、自分が気に食わないと暴力や暴言で解決しようとして職を追われた経験があった。
それも、向こうが悪いのになんで俺が?世間はおかしい!と言っていた。
そういう事。
いじめって子供のやった事だから許してあげよう!みたいな風潮あるけど‥
その子供は大人になった時、暴力で解決したことが成功体験となっているのことが多い。
暴力で、暴言でみんな言い負かせる!
と、思い込んでいる感じ。
実はそんな人に会ったのは先ほど例に挙げた人だけではない。
結局、うるさいから聞いてるふりしとこーって誰も相手にされなくなってどんどんとエスカレートしているのを見た。
大体最後は職場から追われたり、ここは居場所じゃない!と、居なくなった。
いじめっ子のケアがされてないこの国で、そう言った人が増える可能性はゼロじゃない。
どこかで気づいて反省すればきっとそうはならないけど、そうでない場合、職場でも家庭でも不和が生じて苦しい思いをするだろう。
いじめられた人も、同様に人とうまくやれなかった記憶から大人になった時人間関係に苦労する。
いじめた人も、いじめられた人も違う形でいずれ大人になった時不都合が生じる様な気がしている。
これは一部の話だし、みんなそうじゃないだろうし、私の意見なのでこれが全てじゃない。
でも、そんな人も居るやんって思うのだ。
とにかくいつもこの時期になると、
いじめられた人が排除されるだけの世界で無く、いじめた側にも対策が取られる時代に変わって欲しいと思う。
それがいじめを減らす近道だとも。