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Shopify Flowを利用した不正注文対策案


これはなにか?

Shopify Flowを利用した不正注文(不正受注)対策をまとめたもの
不正注文とは、みなさんご存知のEC業界のならず者ですね。

詳細はコマースピックさんの記事みてね
https://www.commercepick.com/archives/19135 

不正注文対応の課題

①CS対応工数
不正注文かどうかを判断する方法が電話で本人確認などしか有効な方法がない。

②手数料がかかる
不正注文の場合でも、決済が完了していると決済手数料がかかります!!!!
高額商品の場合、手数料が数百円かかります…
例えば、クレジットカード手数料率3.4%だったら
10,000円の注文なら手数料は340円…
https://help.shopify.com/ja/manual/orders/refund-cancel-order

Shopifyにおける対策案

Shopify Flowテンプレートを利用


Shopifyの公式アプリShopify Flowに、
不正注文を検知したら支払いを確定させないというテンプレートがあります。
これを使っていきましょう!

テンプレート名:Capture payment if order is not high fraud risk

設定の注意点


ワークフローを利用する注意点で記載が記載されていますが、
支払いの確定を手動にしていただく必要があります。
支払いの確定をShopify Flowで確定するというワークフローになっているのでここを忘れていると決済手数料がかかってしまいます!

設定案①


テンプレートでは不正注文リスクが高ではないものはCapture payment (支払確定)するのみですが、
注文にタグと、ユーザーにもタグをつけ、メールを送信というワークフローを足してみました。ロジレスだとShopifyのタグ情報を元に出荷を止めるなど設定ができます。

メール送付先をSlackチャンネルなどに設定しておけば、
物流チームが出荷の準備をしてしまう可能性も防げるはずなので通知も設定するをおすすめします。

オーソリのみ通っている状態なので、電話で本人確認など行なって、
キャンセル or 支払い確定を手動で行なってください。


設定案②

ワークフローにCancel orderを追加、不正注文は確認せずにキャンセルを行う。
該当のユーザーへキャンセル通知や、在庫を戻す処理などが選択できます。
不正注文疑いユーザーへの確認など対応が難しい場合はこちらがよさそうです!

注意点

OMSを利用している場合

取り込み時間の変更が必要!
Shopify Flowの処理が終わる前にOMSに受注が取り込まれる可能性がゼロではないです!!

自動キャンセルのワークフローを利用している場合、
キャンセル前に受注が取り込まれ、キャンセルが連携ができない場合、誤出荷の可能性がある!

対策として、
メール通知設定を行い、物流チームへ連携する業務フローを考える必要があります!!!


設定は必ずテストを行なってください!!!

ご紹介した内容は、あくまで案になっております!!
もし、うまくいかなくても保証はできかねます!!!🙇🙇🙇
どうぞご安全に!

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