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遠い隣県の大分旅行

2022年11月19日(土) 大分旅行の記録

17日の仕事帰りに、赤坂の中央体育館まで出かけて4回目ワクチン接種を済ませる。待機時間30分のうち15分ほど過ぎた頃、突然の吐き気で気持ちが悪くなり、ベッドルームで安静にして、看護師達と医師から、血圧測定など症状を確認される。血管迷走神経反射らしい。眠気とか吐き気とか。1、2回目は、強烈な眠気、4回目は吐き気、ファイザーは合わないな、3回目のモデルナは特に無かったのにな、なんて、医師に言っても、
「ファイザーだから、モデルナだからって、差はありませんよ。」
と答えられて、ちよっと落ち込んだ。
“予防やし、こげなしんどい思いしても、罹らん努力やから”、と、自分に言い聞かせていた。
“19日にもし、朝早く起きれて、接種した左腕も上がるんやったら、大分に重力の光を観に行こう。ついでに温泉も。”

重力の光は、北九州市にあるキリスト教会のドキュメンタリー映画だ。
ホームレスに炊き出しなどを行っているらしい。生活困窮者や社会から孤立状態にある人を支援していて、実際に支援された人々が主演だ。
Panorama Panama Townの想太さんは、映画館で観たことで、祈りや言葉について、Twitterのスペースで話をしていた。
「面白いですか?」
と聞いてきたパノパナファンに、
「面白い、とか、そういうのじゃなくて…。」
と想太さんが答えていて、その言葉に、
『えー!歌詞で言葉を選ぶ想太さんが、みんなに話したくなるぐらい、考えることが多い映画なんかな??福岡で上映されたら、観に行こう!』
と、思ったのだった。
(ファンの方達とスペースで話していくうちに、私も運良くお話しする機会が出来て、その時、想太さんが北九州市出身だったと知ったのだった。これ、8月の話。)
…福岡の上映期間は、忙しくて観に行けず。ライブのついでにどっかで、って、無理やん。あれ?大分でも上映あるな。
せやん、12月にircleの大分ライブでIvy to Fraudulent Gameがゲストやし、下見してこよう。ついでに温泉、贅沢な下見やな、まっ、いっか。

なんだかんだで、結局は、バンドやライブに繋がっている😂

最寄り駅から特急に乗り、小倉で座席を回転させる。あぁ、大学受験、後期は大分大学を受験したよな、何科だったっけ?とか、
大学の友達と3人で、鈍行列車で別府旅行したよな、とか、
大学3年の派遣のバイトで、中津のゆめタウンに行ったよな、とか、
育児休暇代替職員として、採用が決まり、ディスカウントスーパーとコンビニを退職して、台風の最中、5時間かけて別府に砂の蒸し風呂に入りに行ったよな、貸し切りやったな、帰りに大雨で靴が破れて、駅で靴を買ったな、とか。

思ったより、行っているやん。そして、中津より、別府より、遠いよ大分市。

2時間特急に揺られて、方向感覚をゆらゆらしながら、映画館を探す。駅から近くてよかったわ。

私は、北九州市小倉北区にある西南女学院大学を卒業した。キリスト教の学校で、大学2年キリスト教授業もあった。大学2年まで、毎週日曜日は教会に通っていた。大学3年からバイトのため、行かなくなったが。
礼拝では、一週間にあった自分の罪を省みたりする、あと、寄付?もあった。聖書を読んで、言葉の意味を牧師さんが解説してくださる。
賛美歌や聖歌を歌う時間が一番好きだった。高校3年までピアノを習っていたからか、クラシック音楽の要素を感じて、保育科のピアノ室で弾きまくっていたな。

色々なことを思い出した。

キリスト教には、プロテスタントと、バプテストがある。バプテストは、緩いといったら変だけれど、他者を受け入れるって感じだ。だから、洗礼を受けても受けていなくても、気軽にwelcomeって、礼拝に参加出来たり、牧師さんが大学の講堂で講話する機会もあった。
キリスト教の教員は、女性だが夫婦別姓だった。教会に通っていた頃、プロテスタントの短大生がいた。

映画を観ながら、過去のどうしてが、腑に落ちたようだった。観て良かったな。
『映画の中で、まだ自由が生きてきた。現実には、まだ知らない自由があるんやろうなぁ、って思った。私にとって居場所は、ライブハウス』
と、見終わって開いた画面からツイートした。

映画館を出たら、昼ご飯を過ぎていて、駅まで散策。途中で車椅子マラソンのイベントをやっていた。スイスが発祥なのか?スイスの展示をじっくり眺める。

駅には、アミュプラザが入っていて、フードコートに行ってみた。せっかくやし、大分名物を食べよう。ふむふむ、大分担々麺、味噌は冬季限定と、決まりやな。

SPYFAMILYの展示も覗いてきた。仮初めの理想の家族。フォージャー家のクリアファイルを買う。アーニャがキメラさんと一緒のがええなぁ。

担々麺を食べて、映画のパンフレットをクリアファイルに収めたら、アーケードを通って日帰り温泉へ。ミストサウナと、水風呂と、ぬるくないお湯と、熱めの湯。あれこれ考え事を水に流してしまい、のんびりし過ぎたのか、気付けば最終便の1本前だった。

特急に揺られ、温まった体は、眠気を誘う。スマホの電池切れで私も目を閉じた。
他者を受け入れる、知らなかった事を知って世界が変わる、解釈の多様は、昔も今も人生に起こり得ることなのかもしれない。時間が経てば、記憶というご都合主義で、事実は変わる。人間だから、感情を持っているから。

想太さんに、“重力の光を教えてくださり、ありがとうございます。”とお礼のDMをした。12月は、名古屋と大阪にパノパナのライブに行く。
人が作り出す音楽から繋がるものは、愛おしくて楽しくてたまらない。

#大分旅行







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