Webデザイナーは「偏愛」を大切にしたほうがいい話。
どうも、旗振りデザイナーのしのこです。
デザイナー歴13年目。
ひよっことベテランの中間世代ですが、
細々とフリーランスとして働いています。
みなさんは好きなデザイン、ありますか?
普段はクライアントワークが多めなので
好みのデザインを作れるというわけではありませんが、
特にこのジャンルが好き、なんてものはありますか?
もしかするとその「好き」って
すごく大切なものかもしれません。
今日はそんなお話。
「X」でも呟いておりますので
もしよかったら覗いてみてくださいね。
「特別」、
好きなジャンルがあることで得られるもの
わたしのブックマークフォルダの中には
「とりあえず好きなサイト」のフォルダがあります。
業種やテイスト、サイトの形式もバラバラですが、
直感的に、または驚かされたサイトは
かならずブックマークするようにしています。
なぜ自分が好きなんだろうか…。
自身の感性がより惹かれる傾向、嗜好について
知ることが出来るおおきなきっかけにもなります。
単純に、すき。
シンプルでプレーンな感情を大切にしていくこと。
デザインの良し悪し、方向性を判断する仕事の
デザイナーにとって、初心に帰る意味合いで
「すきを大切にする」ことは、
重要度の高いミッションのように感じます。
今回はそんなわたしの「すき」を一部分ご紹介。
自分自身の好きと向き合い、
デザインをより好きになっていきましょう。
伊藤農園のみかんな図鑑
少しノスタルジーなレイアウトですが、
雑誌を連想させる紙っぽいテイストや、付箋デザイン、
水彩かつ手書きな感じのイラストがマッチしていて好きです。
わたしのむかーしのポートフォリオのテイストも実は近いものがあり、
趣味としてクリーンヒットしているデザイン。
株式会社レッドアンドグリーン
マウスが吹き出しのバクダン型になっていて面白いです。
スクロールする度にこれでもか!と動くオブジェクトが
散りばめられていますが、一貫性があって良いです。
キャッチコピーである「圧倒する個性を、真摯に。」を
表現しているデザインで好み。
タイムトリップしよう、常陸国ロングトレイルで。|茨城県
イラストの写真のちょうど中間のようなオブジェクトが
世界観を際立たせていてめちゃ好み。
スクロールすると出てくる雲の動き、
途中出現する物語のリストの窮屈な文字間は
グラフィックデザインをも思わせ、
ある意味「Webっぽくない」感じが良いです。
画面遷移時にはいちいちキャッチコピーである
「タイムトリップしよう、常陸国ロングトレイルで。」が
縦書きで表示されますが、背景が地味に雲っぽいんですよね。
そういう細かいギミックは、こう、ぐっと。
くるものがありますよね…。
ワクワクおやつの定期便 おやつ体験BOX snaq.me
かわいいは正義、はこのサイトを表すコトバです。
と思えちゃうくらいにはめちゃくちゃかわいいくて素敵。
何より「ワクワクする」「ちょっと買っていたくなるお手軽さ」も
アニメーションや各所に散らばる要素にて連想させてくれている。
ぴょこんとしたりふわっと浮いてきたりする動きが特に良い。
LETTERS, INC.
Web制作チーム(現在は解散)のWebサイト。
この幾何学的な模様と動き、精細なイラストレーション。
パソコンを開いた中にあるチップや回線を連想させるようなデザイン。
もしくはロボット、高機能なテクノロジー。
ただいわゆる「近未来感」を醸し出すわけではなく、
たった1pxというシンプルな線による描画はシンプルで。
数年前からずっとブックマークフォルダに入っています。
美しいものは、美味しい - 矢野水産
完全に写真がすべてを持っていっている。
といいつつも、凪いでいるような世界観、
余白の取り方、ゆらゆらして派手ではない動き。
写真を邪魔せずにドラマティックな演出すら感じます。
特に牡蠣好き・酒好きにはたまらなく、
嗜好にドハマリすること間違いなし。
シンプルにすごい、すばらしい制作物はすごく刺さりやすいんだな。
偏愛を大切にしよう
デザインジャンルは業種はさまざまですが、
どれも間違いなく「好きだ!」と思える作品ばかりです。
時々こんな風に偏愛を語り尽くすnoteが
あってもいいのかな、なんて思えました。
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