限界社会人オタクが少年忍者に救われた話

これまで、関ジャニ∞・Aぇ!group・Lilかんさいと、とにかく西に偏ったブログを書いて参りましたが、今回は打って変わって関東のジャニーズJr.「少年忍者」に沼落ちした話をさせて頂こうと思います。


まずは、少年忍者に救われる前の……私自身の限界っぷりをお話しします。(完全に身の上話なので、読み飛ばして頂いて結構です)

昨年6月頃、勤め先の会社で始動したそこそこ大規模なプロジェクトに参画することになりました。
この頃の私は、まだ新卒入社から2ヶ月経ったか経っていないかくらいのガチガチの新人。上司の「とりあえず挑戦してみなよ〜!」の一声で、言われるがまま乗せられるがまま大仕事を担うことになってしまいました。

自身のキャパシティの小ささは重々承知していましたが、「仕事なんて大変なのが当たり前」と己に言い聞かせ続けること約数ヶ月。
気がつけば、定期面談で上司に「今調子どう?」と聞かれる度、大粒の涙を流しながら「しんどいです」と言うようになってしまう程、メンタルダウンを起こしてしまっていました。

そんなこんなで、自分の身の丈に合わない責任・仕事量と精神的余裕の無さで、休職を考える直前まで落ちに落ちまくった私の、数少ない楽しみのひとつ
それが通勤中のYouTube視聴でした。

アプリを起動すれば、ホーム画面の1番上はほぼ必ずと言っていいほど『ジャニーズJr.チャンネル』の動画が上がってくる私。
もう動画を選んで観る余裕もないほど疲れ切っていた頃は、ただただ『次の動画』をタップして、何も考えずに再生していたこともありました。

そんな『限界状態』だった私が、ある時たまたま再生した動画、
それが少年忍者『太陽の笑顔』パフォーマンス動画でした。


9人、8人、5人と続々とステージ上に現れる男の子達。
パァンと解放感のあるSEが流れ、突如始まるラップ調のイントロ。
どこか懐かしさを感じるメロディーライン。

惹き込まれたのは、本当に一瞬の出来事でした。

22人ひとりひとりが心の底から楽しそうに歌い踊る姿はとっても輝いていて、一瞬一瞬停止したくなるほど全員のイキイキとしたパフォーマンスに夢中になりました。

可愛い、楽しそう、素敵、沢山いる、この子見たことあるかも、今の子ダンス上手、小さいのに存在感が凄い

色んな感情が勢い良く溢れ、とてつもない高揚感に飲み込まれました。


間奏のダンスパフォーマンスに釘付けになっていると、とあるフレーズが流れてきました。
その瞬間、涙がぽろぽろっと零れ落ちてきました。


『信じているよずっと どんなことがあっても』

『乗り越えてゆけるはず 進んでゆけ』

どの先輩・上司から励まされても全く刺さらなかった"前向きな言葉"が、久々に心に届いた瞬間でした。

どうしてこんなにも真っ直ぐな言葉が、当時荒みきっていた私の心にストンと収まったのか。
その理由は今でも分かりません。 

ただ、

彼らの笑顔と、
歌と、
見ているこちらにまで元気を与えてくれるような大きな大きなエネルギーが、 

その時の"私"を救ってくれたことは
確かだと思います。


※余談ですが、実は私、"少年忍者"と認識しないままにWOWOWプライムで『文豪少年』を視聴したことがありまして、当時『良い演技する素敵な男の子いるなぁ〜』と思いながら観ていた子が北川拓実くんでした。
ここの動画で再会(?)し、現在「おもち兄弟担」になるまでに至っております。


初めて『太陽の笑顔』を観たその日から、少年忍者というグループにあっという間に夢中になり、

「もっともっと彼らのことを知りたい」という思いのまま彼らのプロフィールや経歴を勉強していくようになりました。


そして、彼らのことを何となくですが分かり始めた時、ある衝撃を受けました。


それは、
何故『太陽の笑顔』に出てくるような、
かなり前向きで希望に満ちた歌詞を
素直に歌えるのか?と疑問に思ってしまうほど、
彼らの大半は、"ジャニーズJr.の中でも相当な苦労人揃いである"、ということです。


幼い頃から活動し、Jr.の中でもベテランの領域に達しつつも、
その後入所してきた数々の後輩が一線で活躍し、
後輩のバックに着く、という複雑な経験をしているメンバーは決して少なくない。

年頃の彼らにとって、"後"から来たライバル達に追い越されてゆく感覚は、どれほど厳しくて辛いものでしょう。


華やかな世界だけれど、
その中の競争は激しくて、決して明るい未来が保証されているわけではない。

一応、かれこれ10年以上ジャニーズのタレントを応援してきた身なので、このあたりの"厳しさ"は知っているつもりでした。

だからこそ、

『夢見た明日に触れてみたい』
『何度転んでも諦めない』


こんなにも明るくて、
前向きで、
希望と夢に満ちた歌詞が詰まったこの曲を、

初めて『少年忍者のオリジナル曲』として与えられた時、彼らは何を思ったのでしょうか。


『オリジナル曲』を手に入れた喜び
曲を手に入れるまでのこれまでの苦労や挫折
約束されていない未来に向かって日々努力する中で歌う、この歌詞

きっと思う事、感じる事、
それぞれあったのではないのだろうか、と
新規ファンながらに感じるものがありました。


前に行ったり、後ろに下がったり、
理想とは違う"現実"ばかりの子もきっといる。

それでも、そんな中でも、
こんなにも楽しそうに、笑顔で、全力で
『太陽の笑顔』を歌い踊る少年忍者を、
愛おしく思わない理由がありませんでした。


そんな彼らだから、
彼らが歌う『太陽の笑顔』だから、
きっと私の心を救ってくれたのでしょう。



忍者担を名乗るようになってからの日々は、相変わらず仕事での苦労が絶えることはありません。それでも、忍者のみんなの楽しい動画や活躍ぶりに心励まされ、何とか毎日、生きていけています。

心を立て直し、更なる楽しみをくれた少年忍者のみんな、本当にありがとう。

一人ひとりのこれからの未来が、幸せで満たされますように。

出逢えて良かった!




以上、
仕事に疲れ切ってぼろぼろで、
ドン底まで落ちかけていた私が

『宝物のような、心きらめくような』
少年忍者と出会って救われたお話、でした。



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