孤独な父
「いつも忙しい中ありがとう。とても感謝してる。疲れたら言ってね」
妻にかける言葉
「言ったこともできない。役立たず。早く離婚したい。自分のことばかり考えてるんじゃない?頭おかしい」
妻がかける言葉
寂しいじゃない。デキ婚とはいえ、幸せな家庭作りたいってのに
たしかに
妻が言うことは本当だ
寝る前に戸締まりは忘れる。
チャイルドシートは車につけたが息子に合う向きにセットし忘れる。
庭の手入れは少し忘れて草がのびのび健やかに成長してる
数えだすときりがないだろう。
ただつまのコップを洗うのは私
妻の食べたお菓子のゴミを片付けるのは私
私の休日は家族のご飯と洗濯は私の仕事
子供のミルクを作るのは私の仕事
妻のは寝るのが仕事
それに文句をつけたことはない
なんだか感じる孤独
私の父はいつも孤独な人
家族団らんではいつも欠席
休みの日は友達と昼間っから飲み歩く
いつも家にいない人だった
多分同じ気持ちだったんだろう
しまいには女を作り離婚した
私もそうなるのだろうか
不安が募る
彼も家族の幸せのために自分がいない事が良いと思ったのだろう
ツライが乗り越えなくては
より生活を改善させ前に進まなくては
父を追わなくて済む道を
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