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左顔面麻痺になっても美容師 小説1-(4) 入院日

 入院日

先生から説明を受けた

先生「これからの病状がどうなるか?ですが

六日後に一番ひどくなること

その後、おおよそ 二、三ヶ月は回復に時間がかかるでしょう。

治るか治らないかは正直わかりません。」

と告げられた

先生「6日後のダメージが100%で計算してそこからの経過観察していきます。

退院後にMRI検査を行います。

現段階では、1週間のステロイド治療(点滴6時間)が最優先で

もし治療で血管の腫れが引かない場合

左耳の後ろ部位の骨を削って

神経に圧迫しないように手術をすることも可能です。

その場合は左耳を一旦はずします……。」.

私「えええ!!!?」

先生「MRI検査で腫瘍など見つかった場合は

手術をしますが麻痺が治るかはわかりません。」

私「そうですか__。」

先生「では、病室で点滴をしますね。」



入院1日目、自分の体はどうなってしまうのか?これからの生活の事を考えていた。もう、美容師はできないかもしれない不安。自分が働けなくなったら、収入がないと妻を困らせる、退院しても治ってなければ接客業なので、お客様を失ってしまわないか、お客様への迷惑、スタッフへの迷惑、復帰しても、また病気になるかもしれない恐怖、もっと酷くなるかもしれない恐怖———

神様から 「次はないぞ」という 知らせにも感じた

2019年現在 38歳 美容師人生14年目 某サロンで店長職をしスタッフ教育をしながら売り上げ200万を達成して300万を目指している最中 突如、左顔面麻痺になったが今も美容師 接客業・美容師を目指してる人や、悩んでいる人の力になりたい気持ちで立ち上げました 宜しくお願い致します