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続:再編Rat Trap VEGA

前回までのあらすじはこちらから ↓

読みましたね?読んで頂けましたね?では行きます。

突然だが、自分はゲームズワークショップから出ている「CHAOS BLACK」のシタデル缶スプレーが大好きだ。「コイツがなければプラモに塗装したくない」という気分になるくらい、この缶スプレーが大好きだ。 

シタデル缶スプレーシリーズの何が最高なのか、
・ガン圧が凄まじく高いので奥まったところにまで一瞬で色が乗る
・吹いてから15分ほどソッとしておけば、すぐさま塗装スタート出来てしまうくらいの速乾性
・ラッカーの缶スプレーなのに水性アクリル塗料のシタデルカラーと色味が一緒なので、細部修正で色味調整不要
・400mlの大容量
これだけの要求を全て叶えてくれるプラモ用缶スプレーを自分はコイツしか知らない。そして驚くほど手に馴染んでしまった。
1缶2600円と少し高く思うかも知れないが、シタデルカラーを使うのであればオススメしたい。

その黒サフでブワァーッ!とパーツを親の敵かというくらい真っ黒に染め上げる。自分の中での塗装スタートのゴングが鳴る瞬間である。

だが、黒サフを吹いてから「何色に塗ろうかな?」等と考えている内に数日が過ぎると箱に閉まって新たな呪いが生まれる。
どこからでも良いから色を決め、スプレーが乾く前にシタデル瓶を腱鞘炎になるのかってレベルで振る。振るのが面倒なときは超音波洗浄機にシタデル瓶を投げ込んで、塗る色を決める。

そして最初の一色さえ置いてしまえばこっちのもの。
ただの黒一色の所に別な色が置かれれば変化が生まれ、脳はすぐさま次の色を欲する。それの連続。

これが自分なりの、塗装が終わるまで箱に封印しない方法。

そしてボディカラーを「何色にしようかなぁ…」とぼんやり悩んでると

nippperでからぱたさんが、TwitterではニシオモケイテンさんがRat Trap VEGAを素敵なボディカラーで塗っているではないか!良いなぁ!となる。
何故かここで自分は天邪鬼を発動。

「俺は黒地にオレンジのファイアパターンで行く!」

まずはフリーハンドでファイアパターンくらい描けるやろ、とプラバンの切れ端に描いてみる。

絵心というか筆使いを過去に置いてきてしまった人間がそこには居た…

そして軽い絶望に包まれた状態でカレンダーを見る。
箱を開けてからもうすでに1週間が経っていた。

「マズイ、モチベーションが持つ内にサクッと完成させなければ、箱に閉まって呪いを生成してしまう。」

急いで部屋を見渡すと、そこにタミヤのキャメルイエローの缶スプレーが鎮座していた。これだ。この色だ!

善は急げと言わんばかりに、ボディを掴んでキャメルイエローをぶっ放す!
当たり前だが、黄色という色は塗料によっては発色が下地に影響されまくる色である。
黒のサフの上からタミヤのキャメルイエローを吹いたらどうなるか。
焦りというものは非常に恐ろしい。

そしてまんまと盛大にやらかす。なんなら「発色しないなぁ…」とか言いながら、乾燥する前に何度も吹き付けまくっているので盛大に垂れる。黒地は透けたまま塗料が角に溜まる。終焉

絶望してる暇はないので、やらかした色は綺麗に落してリセットするのみ。

nippperの記事を思い出し、即座にタミヤのペイントリムーバーを入手する。

綿棒やティッシュにペイントリムーバーを染みこませて拭き取る。

ラッカーだろうと水性アクリルだろうと、全てをリセットする力がコイツにはあった。nippperとタミヤ、ありがとう。

そして何故か再び黒サフを吹く。キャメルイエローで塗る予定ははどこに行ったのだろうか。

黒サフをボディに吹き直した所で、思ったより長くなってしまったので一旦ここまで。

ではまた次回!続く!

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