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3ヶ月間、ほぼ寝たきりの生活。

 9月に腰椎椎体骨折をしてからおよそ3ヶ月が経った。
 当初の激痛に襲われることは無くなったが常に腰回りに鈍痛があり、長時間椅子に座っていることができない。前屈みになるのも辛いので自炊も難しい。それでも、思わず声が出てしまうほどの激痛から解放されただけでもだいぶ気持ち的には楽になった。

 この間、モルヒネに次ぐ強力なオピオイド系鎮痛剤を飲んで痛みに耐えながらほぼ寝たきりの生活を送ったのは生まれて初めての経験だった。

 幸い歩けたのでトイレ、風呂は一人でできた。近くのスーパーにも歩いて行けたので誰にも介護を依頼する事はしなかった。しかし、オピオイド系鎮痛剤は便秘になる副作用があり、1週間も排便がないこともあった。排便が無いと食欲も無くなる。食事は1日1食、その1食も殆ど食べられず、1ヶ月でおよそ10キロも痩せてしまった。

 痛みに耐えるだけの日々を送っていたこの頃は、絶望的になり、電気コードで作った輪を2段ベッドの柵に括り付けては何度も首にかけていた。

 職場には念のため2ヶ月の休職を願い出ていましたが受験生の事が気がかりで申し訳ない気持ちで一杯だった。
 
 オピオイド系鎮痛剤も大した効果は無く、このまま痛みが取れなかったらという不安に駆られ、2時間以上続けて眠ることが出来ない毎日を送っていた。
 
 

 

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