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田舎暮らしと家具作りが僕の夢だった

 時はバブル時代に突入していた。

 セカンドハウスが飛ぶ様に売れていた時、僕は北欧からログハウスを輸入する仕事を任されていた。英語が堪能なのは僕だけだったからだ。

 会社は青山にショールームをオープンするなど順調に業績を伸ばしていた。

 山梨に移住後に3人の子宝に恵まれた。住まいは会社が新築してくれた。

 次男が生まれつき難病を抱えていたため、雇われの身では難病の子を育てるのは難しいと考え、僕は会社を辞め独立した。

 狂乱のバブル期に取得していた土地にプレハブの工房を建てて小さな家具工房を構えた。

 退職金と失業保険で機械を揃え、僕の家具工房がスタートした。

 田舎で家具作りという夢が叶ったのだ。

 

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