個別指導塾の実態
僕は1対1の個別指導塾でプロ講師として7年間勤めていました。実績あるトップ講師の一人でした。
個別指導塾の講師のほとんどは大学生です。ホームページの講師紹介には実績のあるプロ講師を載せていますが実際に指導するのは時給の低い大学生講師であることがほとんどです。
個別指導塾では生徒の数だけ講師が必要なので、MARCHレベル以下の大学の学生が指導することも珍しくありません。
大学生講師はゼミの都合や他のアルバイトの都合で急に欠勤になることがあります。そんな時は手が空いている他の大学生講師が指導することになりますが、理系の講師が文系の授業をすることも、その逆もよくあることです。
教務の最大の仕事は、とにかく授業に穴をあけないこと、それだけです。
大手の個別指導塾であればそれなりに生徒の数も多いので個別ブースを多く設置できるほどの面積の教室を駅前のビルに設けなければなりません。
個別指導塾の高い指導料の中にかなりの部分を占めるのがこの教室使用料だと考えて良いでしょう。
つまり、個別指導塾の授業料が高いのは、指導料が高い優秀な講師が個別に指導するからではなく、教室の維持費が高いからなのです。
僕が見たところ、プロ講師も、集団塾で指導できるほどの能力を持たない、落ちこぼれのプロ講師ばかりという印象でした。
真剣に受験勉強したければ集団塾か家庭教師を選ぶべきです。決して個別指導塾に行ってはいけません。