個別指導でも授業料が安い?
個別指導塾の講師はほとんどが現役の大学生のアルバイトだ。
彼らに指導経験は無く、指導に関してはど素人である。
なぜ、未経験の素人でも塾の講師が務まるのか。
理由は、個別指導塾では生徒1人に対して1人の講師がつくため、多くの講師が必要だからだ。
塾側としては大学を問わず、大学受験を経験した大学生であれば、Fランレベルの大学生でも欲しいのが個別指導塾だ。
答えがあれば誰でも教えられるというのが個別指導塾の考えだ。
それに、収益を確保するには生徒を増やさなければならない。そして、生徒を増やすには講師が必要だ。
だから、未経験の大学生講師でも、コンビニのバイトと変わらぬ低時給で雇えるから塾側としては都合が良い。
個別指導なのに家庭教師より授業料が安くて済むのは講師の指導料が安いから。
そして、急に講師のバイトを休む大学生が多いので、休んだ大学生の代わりに指導する社会人講師も何人かは在籍している。
彼ら社会人講師は、集団塾でも家庭教師としても指導力の無いはみ出し者が多い。何でも指導できるが解答が無いと指導できない。
発音が出鱈目な国語教師が英語を教えたり、歴史を主に指導している講師が数学を指導するのは良くあることだ。
中には受験指導に優れた講師もいるがそういうプロ講師は常に多くの生徒を担当させられ、塾の指導実績を担っている。
プロ講師は当然授業料も高く設定されて、講師の時給も大学生講師に比べて僅かだが高い。プロ講師は指導実績に応じて時給も上がるので長年在籍する講師もいるが、それでも集団塾や家庭教師の方が時給は高い。
つまり、指導未経験の大学生講師か指導力の無い社会人講師が教えるのが一般的な個別指導塾の実態です。
授業料が安い家庭教師などではないのです。騙されてはなりません。