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腰椎椎体骨折はほぼ完治今度は皮膚疾患

 2020年の9月、僕は少し傾いていたチェストを直そうとしたが、チェストは思いの外重過ぎた。おもいきり踏ん張った拍子に腰のあたりがゴギっと音を立てて激痛が走った。

 以前患った事があるギックリ腰だと思ったが外科で診察したら腰椎椎体が骨折していた。
 上半身を固定するコルセットを特注し腰に負担を掛けないようにほぼ寝たきりの生活が始まった。

 前屈みになるのが辛かったので料理はもちろん、洗濯物を洗濯機から取り出す事も出来ない日々がひと月も続いたろうか。
 当時のことは日記を見れば分かるのだろうが今は見たく無い。思い出すのが辛いから。

 当初はモルヒネに次ぐ強さの鎮痛剤を飲んで痛みを凌いでいたがあまり効かなかった。ベッドから起き上がる度に痛みで低い唸り声をあげていた。

 痛みに堪える生活は翌年の3月まで続いた。前年の9月に骨折しておよそ半年あまり。その間仕事は出来ないので休職にした。結局半年も仕事を休んでしまったので退職願いを出して辞職した。コロナが始まって4年が経過していた。

 暫くは休業保証と失業保険と僅かな年金で生活をしていた。

 腰の痛みがほぼ無くなったので気になっていた背中の発疹を皮膚科で診て貰った。多形性痒疹と診断されステロイドによる治療が始まったが一向に良くならないどころか却って発疹は全身に広がってしまった。

 患部を見ることさえしない女医に愛想を尽かして別の皮膚科を受診することにした。昨年の11月のことだ。

 患部を丁寧に診察して細胞検査やアレルギー検査もしてくれた医師に治療の方針を任せることにした。

 今年に入ってアトピー性皮膚炎の新しい治療薬、アドトラーザを投与し始めた。投与して4週を過ぎた頃から効果が現れ始めた。発疹が減って来たのだ。18週を過ぎた今は発疹はほぼ消え、無性に痒くなる事も無くなった。新薬の力恐るべし。

 


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