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学校では教えない英文法-7、分詞は動詞の意味を持った形容詞

 英語の分詞は、動詞と形容詞、副詞の性質を分かち持つ品詞だから分詞と呼びます。

 The excited spectators watched the thrilling baseball game.

 excited は excite (興奮させる)の過去分詞、thrilling は thrill の現在分詞です。

 現在分詞、過去分詞と言っても、現在や過去の意味は無く、ただ容態(能動態、受動態)を表しているだけです。

 現在分詞と過去分詞は形容詞と同じように名詞を修飾することができますが形容詞と同じように動詞の補語としての働きもあります。

 <主語+動詞+分詞>の形で、分詞が主語の状態を説明します。

 She came running.
     「彼女は走って来た。」

 Tom sat surrounded by his friends.
     「トムは友人たちに囲まれて座っていた。」

 現在分詞は「〜しながら」、過去分詞は「〜されて」の意味になります。

 分詞は形容詞とすれば、S+V+O+C の C になることもできます。

 I saw him crossing the street.
     「私は彼が通りを渡っているのを見た。」
 
 
 Judy heard her name called.
     「ジュディーは自分の名前が呼ばれるのを聞いた。」

 分詞は副詞としても使われます。

 He waited for a bus reading a book.
 「彼はバスを待っていた、本を読みながら。」

 He was sitting on the sofa surrounded by his children.
 「彼はソファーに座っていた、子供たちに囲まれて。」

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