やり直し英文法 中学英文法 英語と日本語の違い
英語には「てにをは」のような、日本語の助詞に当たる言葉がありません。
助詞は単語と単語をつなぐ言葉ですから重要ですが、英語に助詞はありませんから、英語では助詞の代わりに単語と単語の関係を表すのが、単語の文の中での場所になります。
例えば、「ジョンは野球をします。」という意味の英文は、
John plays baseball.となりますが、英語では文頭のJohnは主語になるので「ジョンは」となり、主語の次は動詞になるので、「します」となります。
そして、playという動詞は「~を、~に」に当たる目的語を取る動詞なので、「野球を」となります。
したがって、英語では、主語+動詞+目的語の順で「主語は目的語を動詞します」という意味になるので、
John plays baseball.
となります。
このように英語は単語の並べ方で意味が決まってきます。逆に助動詞がある日本語は並べ方が違っても助詞があるので意味が変わらない言葉です。
例えば、「彼女はリンゴを持っています。」は英語では、主語+動詞+目的語の順になるので、
She has apples.
となります。「彼女は、持っている、リンゴを。」という順で「彼女はリンゴを持っている。」という意味になります。
しかし、日本語では「リンゴを、彼女は、持っています。」でも「彼女は、持っています、リンゴを。」でも意味は変わりません。
英語は単語の並べ方で意味が決まります。
その並べ方には5つの型があり、その5つの型ですべての文が表せます。
その5つの型を基本5文型と呼びます。
基本5文型を解説するには、まず文の要素と品詞について知らなければなりません。