食の本物体験 年間を通してお米を学ぶ 新プログラム
2023年、東京から東洋英和女学院小学部の5年生が、お米について、深く知る・学ぶことを目的に、茨城県を訪れてくれました。
今回はなんと、春と秋の二回に分けて実施。
春は泥んこになって田植え体験を、秋は立派に育った稲を稲刈りに。
年間を通してお米について触れる、初めてのプログラムの様子をお届けします。
本記事では、春の行程を一緒に振り返ります。それでは行ってみましょう!
春の田植え体験は、1組と2組それぞれ別日程の日帰りで来県してくれました。
場所は茨城県水戸市。
茨城県農業協同組合中央会(JA茨城県中央会)、水戸農業協同組合(JA水戸)の皆様にお力をいただき、JAグループ茨城教育センターで、お米に親しんでもらうコンテンツをたくさんご用意いただきました。
昔ながらのお米のお菓子
まず最初に教育センターに到着したばかりの子どもたちに、JAの皆さんがお米をつかったお菓子、ポン菓子作りの実演してくださいました。
お米を機械に入れ、熱を加えていくと…
「いいにおいする!」
「香ばしいにおい!」
だんだんとあたりにいい香りがしてきます。
十分に熱と圧力が加わったところで、ハンマーで一気に開放。
みんな耳をふさいでそわそわどきどき。
先生方が勢いよくふたを開けると…
バンっと大きな爆発音と煙! そしていいにおいがたちこめます。
少量のお米から、かごいっぱいのポン菓子が出来上がりました。
「圧力鍋って使うよね? それと同じで、圧力をぐっとかけていたところをバッと開放すると、こんな風にお米が膨らむんです」
JA水戸の竹林光晴さんがわかりやすく仕組みを解説してくださいました。
甘みをつける前のポン菓子をみんなでぱくり。
「美味しい!」
「何もついてなくてもちょっと甘いかも!」
味付けをしたポン菓子は、みんなのお土産にしました。
目・耳・口でしっかり楽しみ、次のプログラムへ進みます。
プロから学ぶ! お米レクチャー
続いては、センターのお部屋をお借りして、JA茨城県中央会の萩谷茂さんから、お米についてレクチャーしていただきました。
「お米を食べてみよう!」をテーマに、日本の食料自給率や、田んぼが減っている理由等、一見難しそうな切り口も優しく、わかりやすく子どもたちにお話しいただきました。
「お米って何が素敵なんだろう?」
「日本の農地ってどのくらいの広さだろう?」
「お茶碗一杯分のお米って、いくらくらい?」
萩谷さんからの様々な問いかけに、皆さん積極的に答えながら真剣にメモを取ります。
普段何気なく口にしているお米について、初めて知ることも多かったのではないでしょうか。
いよいよ田んぼへ! 田植え体験
お昼ごはんを食べ、教育センターから歩いて圃場に移動します。
地元の農家さんが、皆さんの為に圃場を管理して準備してくださっていました。
田んぼに入る前に、JA水戸の竹林光晴さんから注意点や植え方についてレクチャーをしていただきます。
「隣の田んぼの苗をお手本に、きれいに植えてね」
「一回に3本ずつくらい、ちぎって植えていきましょう」
アドバイスをしっかり聞いたら、早速田植えスタート!
みんな苗の塊を手に、恐る恐る圃場に足を踏み込みます。
「ぎゃー!!!」
「つめたい!」
「ちょっと気持ちいいかも!」
一斉に大歓声。普段は感じられない感覚に、みんな大興奮です。
最初はぎこちなかった様子も、慣れてくるとどんどんスピードアップ!
手元の苗がなくなった子は、次の苗の塊を手にもう一列チャレンジ。
友達と声を掛け合いながら、熱心に作業に取り組んでくれました。
田植えのご褒美! 茨城の旬のメロン🍈
頑張って田植え体験をした後は、ご褒美タイム!
JAの皆さんが、茨城の旬の味覚、メロンをご用意してくださいました。
実は茨城県はメロンの生産量日本一。
高い技術と誇りを持った農家さんが、茨城にはたくさんいらっしゃいます。
今回は贅沢に、ぱかっと半分にカットしたクインシーメロンを、大胆にスプーンですくっていただきます。
甘くてジューシーなメロン。皆さんスプーンをうまく使って、きれいに味わってくれました。
また秋に会いましょう!
あっという間の一日。楽しい思い出とお土産を手に、東京に帰ります。
おうちに帰ったら、今日の体験をご家族と一緒にお話ししてくれると嬉しいです。
動画でもご覧ください!
一日の様子を、JAグループ茨城の公式youtubeで掲載していただきました。
ぜひご覧ください!
おまけ(秋までの様子をちょっとだけ…)
10月の稲刈り体験の様子は、こちらのレポートから!
ぜひこちらの様子もご覧ください。