サンタさんへの手紙
幼い頃
12月の楽しみといえば
近所の教会で小さな菓子袋をもらうこと
だったかな
1個数円のガムとか煎餅とか、そんな駄菓子の詰め合わせだったけど
それでも当時は宝物
嬉しくて両手でしっかり抱き抱えていた
クリスマスケーキなんて町では見たこともなかった
それから半世紀以上が経過した
町のケーキ屋さんには食べきれないほどのケーキが並んでいる
サンタクロースはすっかりデリバリーのおじさんになってしまった
だけど、それでもサンタクロースにはいてほしい
だって、子どもたちに夢を届るのはサンタクロースなのだから
そして、まだお菓子も見たことのない子どもたちのところへ希望を贈り続けてほしい
メリークリスマス
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