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國分功一郎×若林正恭の対談について
こんにちは、だるまです。
一月の個人テーマは國分功一郎と若林正恭と資本主義でした。
(以下 國分功一郎は國分、若林正恭は若林と記す)
若林のインスタやラジオで、國分と対談したことを知り、しかも2回目の対談だったことを知り、早速第1回の対談を読みました。
①真犯人を捜して生きている『文學界』2021年3月号
読んで衝撃的に面白くて、思わずコピーしました。線を引いて音読したのは久しぶりでした。
なんだろう、若林が哲学を真面目に喋っているのが本当に誇らしく、嬉しく、「いや何様だよ!」と突っ込まれそうな感情を抱きました。尊敬です、若林!(ほんとにどこから目線だ)
若林が現代に感じる疑問点について、國分の著書を読んだことをベースに語り、國分が返答しつつ会話を広げています。
熱いことを嘲笑する風潮、多様化の建前、承認欲求、孤独、暇の贅沢などの話題。
かくして、だるまは國分の『暇と退屈の倫理学』に出逢い、読み始めることとなりました。
②目的もなく遊び続けろ『文學界』2022号1月号
『暇と退屈の倫理学』の第5章まで読み進めた頃、図書館で予約していた『文學界』が回ってきました。
読んだ感想は、「おおお、言ってることが分かる!!」でした。ちょうどこの前紹介したコテンラジオの資本主義回を聴き終えたばかりで、タイミングがよかったです。
だるまはいま、目的に一直線、最短距離で手段を選びコツコツ努力することが得意で、それで成功した人が集まる環境にいます。
それは、一つの才能です。けれど、目的だけで人生を固めてクリアしていくのは限界があるし、虚しくなる(渦中に居続ければ虚しさには気がつかないと思いますが)。
「遊び」や「余裕」が必要なのでは?と問いかける対談でした。
うーん、好き。
しかも対談収録場所はplateau books!行ってみたい本屋さんです。開店日が金土日なので狙って行きたい。
1月はたくさんの良い言葉や本に出逢えました。
追伸:若林の体調が心配ですが、重症化せず思索を深める時間がとれていたらいいなと思います。
かしこ