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我々はやさしー

星の残像をまぶたで凝視する

無力すぎて聞こえない鮮明な色

古ぼけた皮膚のまま歌を歌って

昨日の終わりのこないままで

スキなだけ空気蹴って

ひかり!

あふれるように足掻くよろこび

指のすきから産まれおちる五線譜

もっとふかく溺れたいのもっと

誰も黙れない朝よ早く目を醒まして

青、すみれ、群青、遠くてひたひたしてて

ひんやりとつめたい感情

すみれ、青、群青、みはらしのいいビルの屋上

ごらん僕たちの新しい戦場の色

群青、青、すみれ

ひかり!

片隅の空が咲くよ今にも

ごらん無からのグラデーション

ひらひらひかれ

誰が影とまちがえたのまばゆい闇

孤独の青  群生する青  すみわたれ

降り注ぐよりはやく舞い上がれ

「あらかじめ失われた子供たち

すでになにもかもをもち

そのことによって何もかもを持つことを

あきらめなければいけない子供たち

(リバーズエッジあとがきから引用)」

見下ろす地平線

キーボードがぼやけている

だから何にもない死さ

めぐまれたゆたかな午後に

散り敷かれる理由たち

すべて嘲笑われるのなら

毟られるよりふかくひかり放て

ごらん線、シークエンス、バランス

リミックス、ほらひとつの曲になっていく空

何回も生まれてあふれてつながっていく

もう全然わかんなくていいから

はじまりがはじまる

わかったらわかれなきゃなんない

だからこのまま

ぐにゃぐにゃでいよう

踏まれて破れてつながっていく軟体の花になろう

そう永遠かわらなくていいよ

夜が沈む

みえないヘッドフォンからの声の群れ

ふらふらひかってる懐中電灯

てらされる青むらさきの蝶々が大量に大陸をわたっていく

がれきの街によこたえるボディー

なまあたたかい空気がいったりきたりしている

そんなふうに明けていく

ごらん明日の終わりを超える朝を

つながるひかり、メロディ、Enterキー

あたらしい青が聴こえたら

そこへ向かって飛べ

ひとつの空になっていく

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