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2014年7月の記事一覧

#ほしい(モリマサ公/蛇口 連詩)

#ほしい(モリマサ公/蛇口 連詩)

モリマサ

「もう何もきにしないで今子供作ろう今」

並んで歩きながらいうと「作ろう」だって

真実は現実の中である必要がある訳ではない

平気

部屋のベットに風に吹かれてる歌並べる

平気

ミッキーマウスの全開の口に吸い込まれて行く人々

全然全部夢

時間はスゴい勝手で残酷なのにやさしい

蛇口

結婚も明治通りも視野に入れている

君の5歳の子供が知ってる一番大きな数字のお金をあげる

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深夜徘徊パトロール/蛇口バージョン

深夜徘徊パトロール/蛇口バージョン

植木鉢と金魚鉢を薙ぎ倒して

深夜徘徊パトロールに出掛けよう

赤子と痴呆の間の言葉は粒の無くなったトウモロコシのハーモニカ

とても大きくえぐれている

何も理解できないでいる

次はどっちが鬼になる?

犯罪者扱いされる病人が組むのは病人扱いの犯罪者

若い女をセンセイと呼ぶ相棒だ

おっぱいが大きいとダイセンセイ

防犯カラーボールの生存者にも笑顔で接客

雑草の不審者にも笑顔でセックス

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私達に名前なんかなかった

私達に名前なんかなかった

真昼も真夜中も

完璧にすべてとか理解してたわけじゃないけど

なんでもいいから何かになりたい

全部とかじゃなくて

ほんのちょびっとの一部でいい

奥さんの地獄がよくわかっている自分は

もうそろそろこの次点が終わって

新しくなるのも覚悟しているし

トレードできるものを残さず全部さしだすことも覚悟してる

本当は星になってもっと強く君と一緒にいつまでもいたい

闇を見上げるたびにそこでいつ

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深夜徘徊パトロール/モリマサバージョン

深夜徘徊パトロール/モリマサバージョン

あの爺さんのハーモニカ、粒の無くなった玉蜀黍(とうもろこし)なんだって、

まじか

笑える

サイレンがうなり声あげてとても大きくえぐれているし

物影という会話に闇だけ

浮かび

まくる

僕が「今空」を一瞬切り取ってツイートしながらつなぐ

「今空」の下女の子たちがパンツをはかずに徘徊する

スキ!を連打しながら

「今空」の下死んだ赤子と痴呆の間の言葉が

わさわさと通り過ぎていく

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花本武が書きました。天才詩人。久しぶりのテキスト

おれの車はミランダカー
スワヒリ語でそうおっしゃった
よばれてとびだすナマハゲに
さらわれ泣きだす夢をみた
トーテムポールが灯台と
仲良く夜露にぬれている
特技のない児、趣味もない
なんにもないけど
あかるくて
気立てがよくて
顔もいい
そうゆう者にあなたはなった
じゃあぼくは?
遠い夜明けに鳴りわたる
ラッパの音で目がさめる
イメイジしてみた音楽を
奏でる草原サラウンド
ここにて眠る昨日の自分

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瞬間

瞬間

吊り輪にぶらさがってる
隣の女の子を
虫ピンでとめた
面影がみている瞬間
終電だけにゆるされた
いちばん夜の街
帰れないうつくしさ 
ノイズみたいに走る車窓
ひそやかにリアルをのりつぐ感覚
降りたことのない懐かしい駅
「だいじょうぶ。
ほら、あれがぼくたちの皮膚だよ」
流動的に感情だけなりながら
液状化した一つの長い輪郭線
置き去りにする瞬間
いちばん飛びたくて
速くぜんぶなくして
沈黙する世界の

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