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インカ帝国の人々が歩いた道

33 .インティプンクとインカプエンテ

インティプンク(太陽の門) 
 南米大陸を縦断しインカ帝国内に張り巡らされていた全長30,000キロメートルにも及ぶ「インカ道」とはどういうものかを、歩いて実感できるのでお勧めだ。ゆっくり歩いて片道40分ほど登ると到着する。空がすぐ近くに感じられ、はるか下方にマチュピチュ遺跡が見える。

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【ビデオ】インティプンク

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インカプエンテ 
 インティプンクとは逆方向に、インカ道を下る。崖の脇を歩いていくのでスリリングだ。15分程歩くと辿りつく。「こ、これをプエンテ(橋)と言われても…。」インカ帝国の人々はここを本当に歩いて行き来していたのか。敵が来ると橋の丸太を落として防御したという。下にはうっそうとした緑があるように見えるが、実際は数百メートルの断崖絶壁である。征服者たちから逃げるため、あわててこの橋を走って渡った家族もいたことだろう。プエンテから足を滑らせて落ちてしまった子供もいたことだろう。現在橋は立入禁止になっていて、鎖で閉じられた木の門から眺めるだけだが見応えはある。途中私が独りぼっちで歩いていたら「どどど…」と恐竜の集団でも近づいてくるような足音がしたので身構えたら、アルパカさんたちの散歩とすれ違ったのだった。

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【タイムラプス】インカプエンテまでのちょっと危険な道 

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【ビデオ】アルパカの散歩

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30.山のてっぺんのマチュ

35.インティプンクから見る

36.リャマたち


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