ウィーン 無賃乗車の客が目の前で逮捕された
52 .郊外電車で空港へ
ウィーンフリーパス48時間を使い倒す。
ウィーン市内の路面電車にあてもなく乗り込んだ。ガイドブックとスマホのmapでだいたいどこにいるのか分かるから探検してるみたいで楽しい。停留所は街のあちこちにあって路線も10種類ぐらいある。けっこうカーブが多い。乗っていたら同じ駅に戻ってきちゃうような円を描く路線もある。
途中「ウィーンにもこんな場所があったんだ」と驚くような猥雑なエリアを抜けた。窓から見ていたら突然、ピンク色のロングヘアの女が、小さなブラジャーとTバックのパンティとピンヒールというあられもない姿で道路に面した黒いドアから出てきたかと思うと、悠々と歩いて別の建物のドアに吸い込まれていった。
路面電車に乗る際には、改札口も無ければチケットをタッチする機械もどこにもない。私は有効期限内の48時間チケットを持っているのでなんら後ろめたいこともないが、これでいいのかな?タダで乗れちゃうのにな、と不思議に思っていた。
そうしたらたまたま偶然なのだが、下記のQRコードから見られるYouTubeに映り込んでいる、ドア脇のひとり用座席でこちらを一瞥した黒い帽子の男、なんと覆面料金取締官だった。ゴープロで録画していたのを止めた1分後ぐらいに突然「手入れ」が始まった。停留所と停留所の間で路面電車が静かに停まった。乗客は顔を見合わせるがドアは開かない。取締官の男がふたりおもむろに立ち上がり、密閉された車内で全ての乗客に対する検札がスタート。連結する3両に乗っている乗客のうちの6人が無チケットで、次の停留所で下車させられて道で罰金を支払っていた。
【ビデオ】ウィーン市内の路面電車 覆面取締官の手入れ直前
Sバーン駅構内のトイレ。有料。使いたければコインが必要。
列車ドアはボタンを押して開けてね。
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