人魚姫からみる「エルセとさめのぽき」

※noteを書くのは初めて

※エルセとさめのぽきの世界に触れて3日の新参の妄想です。

エルセとさめのぽき、第1話「だれもしらなかった、うみのそこ」が公開されましたね!海の中で目覚めたエルセちゃんがさめのぽきさんと出会って音楽に触れるシーンが描かれ、エルセという名前はぽきさんにもらった名前だということが分かりました。しらなかったって過去形がいいですよね。僕たちはもう知ってしまっているのだ

今回は、この3日間「エルセとさめのぽき」の音楽や動画を視聴していくにつれどんどんハマっていった「エルセとさめのぽき」の世界を人魚姫の物語を交えながら妄想していきます。

こちらはWikipediaの人魚姫のページです。私の中の人魚姫のイメージは、ディズニー作品である「リトルマーメイド」の印象が強く、アンデルセン童話における人魚姫の物語はむしろ新鮮に感じました。

記憶を失くす前、さめのぽきさんの前で目覚める前のエルセちゃんは人魚姫で、300年の風の精としての時を経て魂を得、人魚たちのいなくなった海に目覚めたとしたら??歌詞の中のわたしと僕ときみと私とは。曲ごとに人魚姫との関連について妄想していこうと思います。

BLUE 


諦めていた景色を今そっと
イメージして
ここから
歌うよ

碧く、深い海の底で
見上げた世界は輝いた
あなたと巡り会えるのなら
こわいものなんてないの
物語の
先をいそぐよ

諦めていた人魚と人間の恋が叶い、あなたと巡り合える景色をイメージして、深い海の底から輝く世界を見上げながら歌うよ。

あなたと地上で巡り合えるのなら人魚であることをやめて声や尾びれを失うのも怖くない。突き抜けるような覚悟や強い気持ちを感じます。エルセちゃんの碧空にスーッと伸びていくような歌声が本当に気持ちよくてヤバい

碧く、染まる空の下で
誰もが 想いを馳せたただろう
風は、巡り背中を押す
1歩先のわたしへと
繋がるように
先をいそぐよ

碧く染まる空、ブルーアワーを彷彿としますね。風の精、一歩先、魂を得たわたし。物語の先を急ぐ。300年という時間は短縮させることが可能なことから?

一瞬だけでいいから
この声をどうか受け止めて
かわいた心に
降り注いだ
愛の歌を

いつか、運命だって越えて
その手に
触れられるのならば

声を奪われた人魚姫が受け止めてほしい声、愛の歌。人間と人魚の交わらない運命を超えてその手に触れられるのならば。

たった一瞬でも声を出して想いを伝えられたなら王子も本当の命の恩人に気づき、ふたりは結ばれたのかもしれませんね。

スローダンス


暗くて深い
僕の心に
ゆらゆら 泳ぐきみ
"迷い込んだの"
照れて笑った

僕ときみ

泡になってしまう
ずっと
きみの側にいたいのに

その声はもう思い出せない
"側にいると伝えられたなら"
夢の中だけでもいいから
"聞こえる?"
聞かせてよ
(もう一度)

人魚姫に即して考えるならば泡になるのは人魚姫のはずですが、きみの側にいたいのに泡になってしまうと歌っているのはぼくのように感じます。投げ出された海で人魚姫に支えられていた様子がスローダンスで、王子はあの日のスローダンスの相手である人魚姫を探しているが、人魚姫は足と引き換えに声を失ったため、側にいると伝えられない。本当に命を助けてくれた存在である人魚姫のおもかげが時間とともに泡のように消えてなくなっていってしまう悲哀を歌っているようにも感じます。

UnderWater


UnderWater
UnderWater
音のない海の中
この声は掻き消されていった

単純に海の世界からあなたのいる地上へ連れ出して、という意味にも声を奪われてあなたに思いを伝えられない状況を息苦しい水中に例えているようにも思える。

不完全なわたしを
誰が認めてくれるの
I know you
You know me
平等に愛し合いたいだけ

声が出せない、歩くたびに激痛がする。といった不自由が伴う人魚姫は自分を不完全で王子とは釣り合わないと嘆いたかもしれません。

UnderWater
UnderWater
この声はとどきますか?
その心へ響いてますか?

声 その心に響かせるもの     

魂や命、ときの流れについても言及されています。300年風の精として勤めることで得られる魂。抗えないときの流れはなにをもたらしたのでしょうか。

わたしを
見つけ出して!

深い海にさめのぽきさんとふたりきりなエルセちゃんからの、わたしのことをインターネットの海から見つけ出して、連れ出して、というメッセージのようにも感じます。

そして物語は続いていく


何もかもずっと このままでいいのに
めでたしめでたしに、させて

愛、愛、愛が ほしくなる
なんども なんども、ほしくなる
ああ、バカみたいに自分勝手だ
すぐ傍にあるの、ちゃんと気がついてよ わたし

地上で王子と過ごす人魚姫は不自由ながらも幸せだったのではないでしょうか。しかし、日々は流れて修道女の存在や愛を受けられなければ泡になってしまう誓約が人魚姫の幸せを曇らせていきます。

Bye Bye 春の においがする
なんども なんども 手を振るよ

バイバイや春のにおいといったフレーズはラストシーンの風の精を思い起こさせます。読みかけの物語とは人魚姫の物語でしょうか?風の精となって天国を目指す人魚姫と、愛する修道女と結ばれた王子。どちらの物語もハッピーエンド?うーーん。わかんない!!

君の街まで


ペダルは少し重い
髪をさらっていく風
行く先もなく走るの
ただそれだけでいい

この曲ではエルセちゃんが海を飛び出し自転車で青い空を駆けます。MVも紙や人形を用いて撮影され、3D空間である海の中と「君の街」が区別して描かれていて素敵ですよね。とてもすき

まだ知らない明日へ!

エルセとさめのぽきの楽曲では 高鳴る明日への音(BLUE)先の見えない世界も必ず、希望があるから(UnderWater)それでもやってくる 明日があること(そして物語は続いていく)’’私’’ときみの未来がもう見えないなら(deep in)さっきのこと、 昨日のこと これからのこと(ブルーアワー)など、明日や未来、時間の経過をよく歌っているような気がしますね。

MV最後のシーンでエルセちゃんの夢オチだったことが判明しますが、やはり海からでることは難しいのでしょうか。水族館でライブをするエルセちゃんがみたいすぎる

deep in


誰も知らない世界の果て
そっと、
心臓が鼓動鳴らした
わたしの証明になって
きみを離さない
そんな気がした

エルセちゃんが目覚めたことでしょうか。わたしがいる限りきみのことを忘れない、みたいな。

砂のほどける優しい音
あぁ、懐かしい
そんな気がした

浜辺に打ち上げられて倒れていたときの人魚姫が聞いた砂の音、波の音

エルセちゃんの前世が人魚姫だとしたら浜辺で砂がほどける音を懐かしく思ったりもするかもしれません。

まどろみの中で言葉
紡いだ光、散らばる
’’私’’は何を思うのだろう

私、が初登場です。まどろみの中の言葉、エルセちゃんが前述の動画の中で発した言葉でしょうか。エルセちゃんは先ほどのセリフを自分でいったかぼんやりしているというようなことを日常動画内で言っていた気がします。 紡いだ光。光を、さがすよ(BLUE) 一筋の光からきみをたどるよ(UnderWater)このあたりの光と何か関係があるのでしょうか。


うーーーーん。徹夜で書いているうちに考えていたことがぼんやりしてきてしまった感じがしますね。

もしここまで読んでくださった奇特な方がいれば嬉しいです!

今後も気づいたことなどあれば備忘録てきに書いていこうかな

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