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#611 質問する、という行動力

質問から生まれたことから練習内容を変更した話。

12月8日は金曜日の練習会。守山ふれあい公園のテニスコートで19時から2時間行った。今回の参加者は中学生が9名、そのうち初参加者も2名いてくれた。

参加者は毎回現地に行ってみないとわからないが、おおよそのメンバーは固定化されてきたので、その日の練習に向けて内容を考えていくのにはそれほど苦労しない。今回もノートにメモを記入して持って行ったのだが、結果的にその内容は半分以上変更して実施することになった。

参加者から質問を受けたからだ。「ロブの打ち方がわからない」「前衛をやっていて、いつ前に上がればいいのかわからない」などの質問が出てきた。なので、その疑問に少しでも答えられるような練習に変更した。

自分に知識や技術が不足しているポイントを理解しているというのは、力だと思う。そして、それを質問として発信するのも力だ。競技生活だけでなく、人生において役に立つ力。

考えて練習しろ、と言われることがよくある。確かにその通りで、自分に足りないものを把握するにも考える必要がある。そして、持ち合わせていない知識や技術について自分なりに試行錯誤することも大切だが、教えてもらえる誰かに質問したほうが早道だし間違いのリスクも減る。質問できる相手がいるなら、その機会をフル活用したほうがいい。

コーチというのも、質問など生徒側からのアクションがあったら嬉しくなってしまうものだ。だから、あらかじめ決めてきた練習内容などは差し置いてでも、質問に答える練習に変えたくなる。質問力は、豊かに生きていくための大切な力の一つだと、子どもたちから改めて学ぶことができた。

(了)

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