#415 喜ばれる人
心を見透かされているのかと思った。
今日まで、千葉県の白子で全国小学生ソフトテニス大会が開催されている。滋賀県からも選手が出場していて、現地に行くことはできていないまでも、みんなの活躍を滋賀から願っている。
今の時代は便利なもので、各種大会の速報はSNSで即座に共有される。特にTwitterが早い。滋賀のみんなの状況が気になっていた僕は、仕事の休憩時間に速報を検索しようとTwitterを開いた。
するとどうしたものか。速報を検索するまでもなく、朝イチの時点での滋賀県選手の結果がリプライで送られてきているではないか。送ってきてくれたのは東京にお住まいのまきさん。現地に行っておられ、気を回して状況をお知らせくださったのだ。
僕の方から速報をお願いしたわけではない。僕が滋賀県で小学生プレーヤーに関わっていることを覚えていてくださり、そんな僕のために時間を割いて連絡をくださった。こんな素敵なホスピタリティを感じることは、滅多にない。
ポジティブ、ネガティブ両面で、ソフトテニスという競技において相手の思いを汲み取るスキルは重要である。ネガティブというか、攻撃的な意味では試合でポイントを取るために相手の嫌がることをするため。ポジティブな意味では、自分のペアが求めていることを感じ取りコミュニケーションを円滑にするということだろう。
加えて、個人競技であるソフトテニスとはいえ、練習はチームという集団で行うものである。練習を円滑に良い雰囲気で行う上でも、他者を気遣う精神は大切だ。誰かに喜ばれる人であるということ、その姿勢を学ばせていただいた一件だった。
(了)
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