#565 この時期、子どもに元気が無いと感じたら
今日の滋賀県南部の最高気温は32℃ぐらいだったらしい。この時期の気温としては平年より6~7℃ぐらい高く、県内のニュースでは運動会をしていた小学生30名ほどが、閉会後に体調不良を訴えたということもあったらしい。日中の暑さは続いているものの朝晩は涼しいし、先週などは日によっては日中でも秋らしさをかなり感じるような気温の日もあった。これだけ寒暖差が激しいと、身体へかかる負担も大きくなってくる。
専門家ではないことを前置きした上でだが、このような変化の激しい気候が続く春や秋は自律神経の乱れを起こしやすく、体調を崩したり精神面でも不調を感じる人が多くなる。9月の頭に風邪を引いたとき、症状は治まっても体の怠さが続いていたことを整骨院の先生に話したところ、気候の変化による自律神経への負担が原因の一つとして挙げられるという話をしてもらった。
昨日の投稿で、以前までの自分なら怒り出しそうな状況、という話をしたが、それは子どもたちにあまりにも元気がなかったことについてだった。原因も考えず頭ごなしに叱ってしまいそうなところだったが、少し原因について考えてみることにしたら、最近の気候や時期的なもので運動会の練習などが多いのかもしれないという考えに至った。
結局、運動会の練習などはそれほど影響がないようだったが、そうすると寒暖差による無自覚な疲れが原因なのかもしれない。大人はここぞというときに自分を奮い立たせて(ある意味では自分に嘘をついて)元気を出すこともできるだろうが、子どもは心身ともに素直だ。無自覚の疲れが態度に出てしまっていたのかもしれない。
昨日の練習についても、そして今日の練習についても、まずはそのことについてみんなに話してみることにした。気温の変化が激しいことで、みんなの身体と頭は思っている以上に疲れている。それは仕方のないことだけど、今テニスコートに来て練習をする2時間、この時間は何のためにあるのか、何のために来ているのか、それを心のなかに置いてこの時間は大切に使えるようにしてみよう、ということを話した。要は、心の準備についての話だ。それがどこまで響いたかは分からないが、昨日よりはいくらかみんなの元気な姿を見ることができたように感じる。
余談だが、今日は少し子どもたちの悪ふざけに付き合ってみた時間があった。遊んでしまうのは練習時間の目的から外れてしまっているかもしれないが、結果子どもたちが笑顔になって良い精神状態で練習に戻っていけるならそれも一つの方法。練習に集中させるところはさせて、子どもたちが笑顔になれるなら乗っかるところは乗っかる。子どもたちと目線を合わせることはまだまだ上手にできているとはいえないけれど、そういうところでも少しずつ自分のバージョンアップをしていこうと思うことができた。今日も収穫あり、手応えありだ。
(了)
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