「ぼくらが、高みを目指す理由。」ピラミッドの土台となる衝撃的な経験を。
勝利至上でなく、「日本一成長するチーム」を目指しているのに、日本一も目指す理由。
↑ 平日の活動場所です。
【人生のピラミッド】
バスケットボール界では、ジョン=ウッデン氏の「成功のピラミッド」が有名です。私もチームづくりや指導に活用させていただいています。
今回は、チームのミーティングやクリニックでよく話をする「人生のピラミッド」をお話ししたいと思います。
大会ベスト8、ベスト4、入賞や優勝、日本一など、大会やコンクール、トーナメントで勝つことを目標の一つに掲げることが多いと思います。
私が指導しているチームも毎年選手たちが、全国大会への出場や日本一を目標に掲げ、練習に取り組んでいます。
大会の成績も目の前の試合も、たしかに気になるけど、いまは育成の時期、「人生でいうと、どんなピラミッドを立てるか」自分らしさを探したり、自分らしさに出会ったり、「ピラミッドの土台を築いている時期」
だから、試合の結果よりも、
でも、そんな衝撃的な経験は、英語の授業でも、数学の授業でも、公園で遊んでいても、当然家でゲームをしていても、あたりまえの毎日では経験できない。
そして、もっと逞しくなる、たくさん衝撃的な経験をするには、高いところに登らないといけない。
高いところに行くには、ピラミッドの土台を広く、しっかりと作らないと崩れてしまう。
その積み重ねで、少しずつピラミッドは逞しくそして高くなる。
高くなると、周りからも見つけやすく注目される。同じ高さやもっと高いピラミッドと視線が合うようになって、高いところでの出会いが増える。
高ければ、とうぜん周囲も見えてくる。自分の足元も見える。
つまり、色々な人や他のジャンルの人など、
色々な出会いがある。
さらに、自分の視野も広くなる。
そして、普通の生活では経験できない「めちゃくちゃ悔しい気持ち」や「充実感」や「達成感」、「仲間との一体感」を経験しよう。
そのために、みんなが憧れるような高みを目指そう。
険しい道を進もう。
「ちょっと時間は、かかるけど、誰でも自分らしいピラミッドを作って行けるから。」「おれは、40歳ごろ自分らしさに気付けたかな・・」「やっと、自分の位置がわかって、周りが見えてきたよ・・」
6月、チームのビデオミーティングで、そんな話をして、3ヶ月ぶりに活動を再開しました。
※現在も日数、時間、人数、学年、校外活動禁止などの制限をして、活動をしています。でも、ぼくららしく、高みを目指しながら、土台を固めて行こうと思います。
このコラムは、「月刊バスケットボール」にも掲載されました。