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その投稿が自分・仲間・組織の成長を加速する

「ねぇ、ノウハウ残してよ!」

きっとあなたも、こんな言葉を投げかけられた経験があるのではないでしょうか。

社内Wikiがあって、ノウハウを残す仕組みは整っているのに...なぜか重い腰が上がらない。

この状況、実は多くの組織が抱えている悩みかと思います。

「書かない理由」の本音、わかります

ある日、私は同僚たちに「なぜノウハウを書かないの?」と率直に聞いてみました。返ってきた答えは、意外にも心に刺さるものばかり。

「書いたら最後まで私の責任になる気がするから絶対いや」

「社内Wikに書いてたら『あいつどんだけ暇』とバカにされそう」

「こんな知識、みんなに関係ないから興味ないでしょ」

「正確な情報や文書を書こうとすると構えるし、改訂続けないと被害者が出る」

「提供できるノウハウがなく、何を書いていいかわからない」

「自分は発信するタイプじゃない」

「忙殺されて心の余裕がない」

...まぁ、そうですよね。正直、どの言い分もわかります

ぶっちゃけこういうこと

競争社会の落とし穴

自分が活躍し、他の人が追いつかない世界で得をしたいと思うのは、競争社会の中では自然な感情です。

でも、そんな考えが積み重なって、今の特定の人しかできない、知らない暗黒世界が生まれているのかもしれません。

面白いことに、多くの人が「ジャイアン化」している状況に気づきました。

つまり、「自分はやりたくないけど、みんなにはやってほしい」という矛盾した願望を持っているんです。

でも、待って。本当にそれでいいの?

ここで現実を見てみましょう。

  • 競合が先行しているのに、後戻り開発している暇も費用もない

  • 目的まで最短でたどり着きたい

  • 巨人の肩に乗り続けたい

  • 先人が失敗したことがあるなら、教えてほしい

情報の流れの無駄を省く必要があるのは明らかです。
でも、「ノウハウを残して!」という外発的な動機づけだけでは、長続きしないことも分かっています。

新しい視点:「相互成長」という考え方

ここで提案したいのが、「相互成長」という考え方です。

私もあなたも、お互いに成長していきましょう

これは単なるスローガンではありません。
教える人と教わる人が同居する「師弟一如」の考え方です。

相互成長という考え方をみんながするようになると、組織は大きく成長するはずです。

これまでの「自己研修」「自己研鑽」という言葉からは、どこか孤独な自助努力のイメージが漂います。

でも実際のところ、自分中心の世界よりも、お互いに学び合う世界のほうがより大きな成長が望めるのです。

若手が教えてくれた希望

最近、うれしい出来事がありました。

社内Wikiの活性化について若手メンバーと話し合っていた時のことです。
今は意識の高い人だけが投稿している状況で、敷居が高く感じられている。そんな課題に対して、もっと楽しそうな雰囲気を作り出すにはどうしたらいいか。

そんな対話の中で、若手が考えてくれたキャッチコピーが...

「その投稿が自分・仲間・組織の成長を加速する」

...なんて素敵な言葉でしょう。

この言葉には、重要な要素が全て詰まっています:

  • 「自分」:書き手自身の成長

  • 「仲間」:周囲との共有による相互成長

  • 「組織」:全体としての底上げ

  • 「加速する」:正のスパイラルが生まれる期待

さあ、一歩を踏み出そう

完璧なノウハウなんて、最初から存在しません。
むしろ不完全でも「今の自分の理解」を共有することからです。

  • あなたの理解を深める機会になる

  • 誰かの「あ、そうなんだ!」のきっかけになる

  • フィードバックを通じて更に良いものに育っていく

最初の一歩を踏み出すのは誰だって怖いものです。

でも、その一歩が自分と仲間、そして組織全体の成長につながっていく。
そう考えると、ちょっと勇気が出てきませんか?

このことをnoteに書いたのは、noteに自分から何かを書いて知らせるということにためらっている人に向けての気づきにつながると思ったからです。

明日、あなたの「はじめての投稿」が、誰かの道しるべになるかもしれません。


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