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結果の見方を変える

先日、上司に自分の仕事によって省いた無駄を数字にしてみたほうがいいと教わりました。

確かに、指摘をもらうまで結果を残したいと思っているにもかかわらず、何かの行動に対する評価の仕方が一面的に偏っていることに気づいておらず、自分が仕事で何も生み出せていないと思っていたのです。

指摘してもらった数字で自分の行動を見ることで、
同じ行動を見つめているのに捉え方が変わりました。

数字だと客観的に評価ができる

私の失敗は、目標としているゴール以外の行動を数字で捉えることができておらず、なんとなく問題として見つけたものを、なんとなく解決しようと動いていました。

その問題とは、チームメンバーの活動時間内に無駄が発生していることでした。

なんとなく良くないと思ってをスタートする対策は、終わりもなんとなくした状態で終わってしまい、感覚的な評価に偏ってしまうのです。

今思えば、誰がどれくらい時間を無駄にしているのか、
またその時間にいくらかかっているのかの問題を客観的に観察しておくことが必要でした。

結果として複数の対策を打ったことで、多少は無駄を省くことができておりましたが、具体的にどれだけの効果があったかについては、細かく分析しないままにしていました。

それをいざ数字にしてどれだけの無駄を節約できたことになるかを計算してみた時に、自分の取り組みがプラスの効果があったことを実感できたのです。


世界の人口が半分になったことへの悪影響

MARVELシリーズの「アベンジャーズ・インフィニティーウォー」から「アベンジャーズ・エンドゲーム」までで起きたストーリーも、数字にこだわって注目してみると、どれだけやばいことが起きたかがわかります。

世界の人口の半分が消えた後に、苦労して消えた半分の人たちを復活させたアベンジャーズ達は敵を倒したことで、ひとまずハッピーエンドを迎えました。

ただ、世界の人口が半分消えた5年後に
消えた人たちが戻ったのです。

一般市民からすると恐ろしいことが起きたことでしょう。

現実世界の話で置き換えると、
国連人口基金(UNFPA)が発表した「世界人口白書2021」によると、2021年の世界人口は78億7500万人。

そのうちの約40億人がランダムに消えたことになります。

当然消えた直後にも、
従業員が急に半分ほどに減った職場や、需要が2分の1になった市場のバランスは崩壊し、医療や行政や近所のスーパーなどでもパニックが起きたはずです。

そこから5年をかけて、土地や資本などが半分の人に分配された後に消えた人たちが戻ってきました。

恐らく戻ってきた人たち用のお金や資源はなかったことでしょう。

にも関わらず、急に40億人が世界に生まれたと考えると、
アベンジャーズはそっちの対応にもスーパーパワーを使ってあげないと、
それこそ人間による戦争が起きていそうです。

数字をベースに見ると、なんとなく見ている時よりも問題に気づくことがあるのです。


自分の行動を数字でどう表せるか考えてみる

自分の活動の一つを数字で見たときに発見があるなら、
他の活動もやはり数字にしてみるといいかもしれません。

朝の通勤に使う時間とか、電話で連絡をする回数とか、
どこかの目的地に到達するまでの歩数とか、
普段の活動で注目しない活動を数字にしてみると無駄を発見したり、
改善点を発見できそうです。

今日は15,000歩くらい歩きました。
なんとなく疲れました。

それでは、

おまけ


生を実感する土曜


土曜日に珍しく外出をして、展示会を観に行きました。
エヴァンゲリオンの作品でもはや誰もが知っているアニメーターの
庵野秀明さんの展示会です。

周りの人が観に行っていて、
「すごかった!」と絶賛しているのを聞いたら、にわかでも足を運びたくなりました。

その展示会は彼の画集だけでなく、過去から現在の仕事の裏側などを多数揃えている展示会なのです。

作品の中で当たり前のように登場する、
建物やジェット機などの乗り物のデザインも、パーツ一つ一つの構成を丁寧に考えられて作られているようで、原画に残されているコメントなどを見ることによって、裏側の細かさに気付かされます。

人に何かを考えさせたり、感情を動かすような作品は、
人があまり注目しないような細かい部分までこだわり抜いて作られているのです。

そのような作品を作ることで、庵野さんなどのクリエイターは生きるためのお金をもらっていると考えると、モノ作りの奥深さや厳しさを知るいい経験となりました。

見たものの余韻に浸りながら、家に帰ろうと電車に乗っている時に、私は気づきました。


お腹が痛い。

しかも、なんとなくやばい。

だいたい今までの人生を生きてきて、
腹痛には、いくつかのフェーズがあることを知っています。

ファーストインパクトは、痛いなぁって気分が落ち込む段階。
我慢をしていても、精神をお腹から下に集中させれば全く問題はありませんし、
波を超えたら痛みが和らぎます。

セカンドインパクトもまだ大丈夫。
ファーストインパクトよりも痛みは大きいですが、呼吸を整えることで、
痛みの波を乗り越えることはできます。

サードインパクトは、勝負の時間。
家に帰る途中なら、歩き方を意識することでなんとか乗り越えられますが、
家がまだ遠いなら、早々に家は諦めて近くのトイレの居場所を探さねばなりません。

この段階で近くのトイレが見つかっていないのは、危険です。
近くのお店や公共施設のスタッフに恥を忘れて相談しつつ、トイレまでの最短ルートを検索します。

フォースインパクトでトイレに居なかったら終わり。
過去の過ちと捉えて未来の生き方を考えましょう。

今回は、お腹が痛いと気づいた電車内で急にフェーズ3に向かっている感じがしました。
立っていることも辛くて、電車を降りてどれくらい近くにトイレがあるのかを想像しつつ、精神を統一し続けていました。

駅に着くなり、🚻のマークを探して、
ひたすら階段を登ります。

ですがここで東京の悪いところ。
地下鉄がアンブレラ社の実験室くらい地下深くにあるため、
改札付近にあるトイレまでの距離が異常に長いのです。

ただただ前だけを見て、
なんとか一番近くのトイレにたどり着くことができました。

トイレ前の一つ前の階段でフォースインパクトまで行っていた気もしますが、
なんとかなった瞬間、

私は生きていることを再認識しました。
生とは痛みを耐えて、それを乗り越えることで強くなり、また命を燃やしていくことなのです。

そこからも後を引くようなタイプの腹痛でしたが、
腸と会話しつつお家まで生きて帰ることができました。

原因が分からないことが怖いですが、
お腹に無理させる食事やお腹が冷える格好は、今後気をつけないといけない時期みたいです。

今日も明日も生きていきます。

またね。

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