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成功と失敗の線引きを作る

人が何かの行動をして、その行動が終わりを迎えたとき
行動は結果として完結し、評価が下されます。
行動が「成功」したのか、「失敗」したのか。

成功は求めている成果物が手に入ってハッピー

失敗は、一見ネガティブな印象がありますが
失敗することで自分の問題を見つけることができ、問題への解決が成功の糸口となることから
ポジティブだとする見方もできます。

つまりは、成功にしても失敗にしても成果物はあるということ
だからこそ、人は
「行動しろ」、「Do it!」、って言うのです。



成功も失敗もない行動に価値はあるのか

成功するにも、失敗に終わるにも価値があることはなんとなくわかってきました。
ただ、そのどちらとも言えない状態になった時、行動したことによる学びはあるのでしょうか。

「この料理を作って食べたとき、美味いと思ったら成功」

それは料理を食べたときの自分によって結果が大きく左右されます。
料理へのこだわりが強くてストイックになっていたら
微妙な味の濃さに敏感になって失敗と評価をするし

その時4日間の断食直後だったら
こんなうまい飯を自分で作ったのか!一流の料理人じゃねーか!
とあっさり成功と評価するかもしれません。

評価が人間の匙加減によって左右される成功と失敗に
自分が納得でき、自分が時間を消費した行動から何かを学びとることができるのでしょうか。

私は弱くて失敗が怖い


20年以上自分と付き合ってきて自分が弱い人間だとようやく気付けるようになりました。
とにかくビビりなのです。

幼稚園の時にサッカークラブに目を輝かせていたにも関わらず
下手だと笑われるのが怖くて一人でに入部を断念したし。

そんな自分には失敗から逃げられる逃げ道を作ってはいけないことがわかってきました。

まず、失敗を避けて何も行動をしないこと。
これは、子どもの頃に私が使っていた逃げ道でした。

失敗を避けた最小限の行動しかしないから、発見もできないし
自分の殻を破るような成長もなかった。

新しい逃げ道は、自分の行動の評価を曖昧にすること
もしくは評価基準を設定しないこと。
成功と失敗の定義を人の匙加減や外的要因の言い訳が通じる場所に設けて
いざとなった自分に言い訳ができる状態にすることです。

失敗から言い訳をし続けると
なんで失敗したのか、どうやったら失敗しないのかを考えなくなり
自分の行動からの学びを見落として次に進んでしまいます。

何も学んでないまま次の行動に移っても成長していない自分のパフォーマンスが上がることはなく、ただ時間の経過だけを実感していってしまうのです。

失敗と恐怖心

イーロン・マスク率いる「スペースX」社のロケット開発の失敗の時のことが本にありました。

 しかし、そんな新しい従業員たちも今回の爆発事故で、失敗ーと恐怖心ーがいかに原動力になっているかを知った。「こうあって、わたしたちは強くなっていく。」とマスクは語った。

「宇宙の覇者 ベゾスVSマスク」 著者:クリスチャン・ダベンポート

彼らは、「失敗」の定義が明らか、かつその失敗が多くの人の命や期待を乗せている世界で戦っています。

だからこそ、恐怖も人一倍大きく、なんとしてでも成功を掴み取るという
情熱があるのです。

自分にとっての失敗とは何なのか。

それでは、

おまけ

丁度、数日前
NASAとスペースXが契約したというニュースが流れていました。

アポロ計画以来の有人月探査を目指す「アルテミス計画」で使う月面着陸機の開発企業にスペースXを選んだみたいです。

これは民間企業であるスペースXが認められた証明であり
世界を前進させる、どでかいチャンスなのです。

スペースXがこの計画を成功させるのが非常に楽しみですし
ライバル関係にあるAmazonのジェフ・ベゾスがこの結果から、どう動くのかも面白いところです。

またね。

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