【家21】廃材で窓枠づくりと蜜蝋ワックス塗り
気密測定が完了=気密施工が終わると、続いてフローリングや壁などの内装工事が進んでいきます。
内装は、まず窓枠づくりから始まりました。
窓枠を先に作らないと、壁もフローリングも納まりを調整できないそうで、
とにもかくにも窓枠です。
窓枠は、
四角いサッシの四方を枠で囲む「四方枠」、
四角の下だけ枠にする「下枠のみ」、
枠をつくらない「枠なし」など
いろんな選択肢があります。
ちょっと写真がわかりづらいのですが、
我が家で採用したのはこういうのです。
ということで、窓枠作りの話なのですが、
廃材を使うことにしたので、廃材を製材しに行ったところから。
1. 廃材(というか古材)を製材
立派な材ですが、長い年月を経てかなり反りがあるので、真っ直ぐに製材するところからスタートです。
あとは、製材所に積み上がっていた材木の山の中から
松の板を発掘して、これも窓枠用に製材させてもらいました。
製材したあと、さらに厚さを薄くする&端は直角をだすために、
自動カンナ&手押しカンナにかけました。
2. 窓枠づくり
製材したケヤキと松を現場に運び、窓枠をつくります。
製材したての材を家の中で細かく割いたり加工したりすると、家中いい香り。
特にケヤキは、なかなか独特な香りでけっこう好きです。
窓枠はたいちくんが作ってくれました。
こんな感じで窓枠できました!
で、設置したら、蜜蝋ワックスを塗っておしまいです!
3. 蜜蝋ワックスを作って塗る
窓枠設置が終わると、壁面の次の工程では石膏ボードが貼られていきます。
窓枠とボードが接する面にワックスやオイルを塗れるのが、窓枠設置後・ボード貼る前の、このタイミングしかないとのことで、
蜜蝋ワックスを作って塗りました。
わがやでは日本ミツバチを飼ってるので、ミツバチ仲間から蜜蝋を分けてもらって米油と混ぜて作ります。
そもそも、なんで木にワックスやオイルを塗るかというと、
生の木そのままだと水ハネや手の汗など汚れが染み込んでシミになりやすいからです。
ワックスやオイルを塗ることで表面に皮膜をつくり、
水をはじいて木を保護し、ツヤを出すのです。
で、せっかく塗るなら、うちにミツバチもいるし、
子どもが食べても舐めても平気な天然素材にしようということで蜜蝋ワックスを採用しました。
分量は、蜜蝋100gに対して米油800mlで作りました。
ネットで調べて、だいたい蜜蝋1:オイル8〜9くらいがいいらしいとのことだったけど、
後日実際塗ってみて、分量はそこまで厳密でなくても好みでいいのかなと思いました。
蜜蝋ワックスができたら、
あとはひたすら窓枠に塗り塗りです!
ということで、蜜蝋ワックスを塗って窓枠はおしまい!
これまでの人生で全く存在を意識したことなかった窓枠という部位に
こんなに力を注ぐ日がくるとは思いませんでした。
古材を最大限活用してくれたたいちくん、ありがとう!!