【家11】断熱気密①屋根に断熱材を入れる
棟上げ後、年末までにやった断熱・気密施工のうち、
まずは屋根についてです。
寒がりな我が家は高断熱高気密がメインテーマなので、
この施工は1番大事なところです。
何をやってるかというと、
断熱材を入れた後に、空気の漏れ(移動)がないように隙間を埋めて気密を確保する、
という施工です。
断熱だけでなく、なぜ気密が重要か?というと、
寒い日にどんなに温かい羽毛布団をかけて寝ていても、
布団が浮いていて少しでも隙間があるだけで冷気が入ってきて寒い、
あの寒さを防ぐため。
家も同じで、どんなに高性能な断熱材を入れていても、
隙間があれば冷気(夏は暑い空気)が入ってきてしまう
&エアコンなどで快適にしたはずの室温が外に逃げてしまうので、
断熱と気密は二つ揃って初めて威力を発揮するのです。
だから、順番的には「高気密高断熱」ではなく「高断熱高気密」なんですね。
(断熱した後に気密をとる)
ということで、屋根の施工の記録です。
断熱材のネオマフォームは、
旭化成が開発した「フェノール樹脂」というプラスチック系の断熱材。
我が家はネオマフォームを屋根・床・壁にそれぞれ10cm厚入れますが、
これと同じ断熱性能を出すには
グラスウールだと30cm厚必要だそうで、高性能!
ほんとは自然素材の断熱材で
ウールやセルロースファイバー(紙の繊維)など土に還るものがいいなーと思ってたのですが、
コストや断熱性能などもろもろ考えて、これに落ち着きました。
ちなみに我が家の断熱性能は、HEAT20のG2クラスを確保する設計です。
性能についてはまた書きますが、断熱材を搬入してくれた業者さんには
「通常搬入する2-3倍の量だねえ」と驚かれました。
でも、寒がりだから特別に高断熱、というわけではなく、
私たちにとっては、これくらいの性能があってはじめて、住んだ後に暑い・寒いを感じづらく
エネルギーコストも抑えられる家になる、と考えての選択です。
で、同時進行で、
垂木と桁など、木材同士を組んであるところは微妙に隙間が空いてたりするので、
外気や室内の空気が出入りしないように、
気密テープを貼っていきます。
あとは、ネオマフォームが欠けてたり
(結構柔らかいので、角をぶつけたりするとポロッと崩れる)
ネオマフォームを並べて入れたところに隙間が空いてると
「断熱欠損」と言ってそこだけ断熱性能が落ちるので、
ひたすら発泡ウレタンなるもので埋めていきます。
ちょっと、後日ちゃんと絵に描こうと思いますが、
やったことは以下です。忘れないようにとりあえずメモ。
部屋の室内に1番近い化粧野地板同士の隙間
→気密テープを貼る
野地板の裏にあたる位置の、垂木とネオマフォームの隙間
→シリコンシーラントのコーキングで埋める
ネオマフォームとネオマフォームの隙間、ネオマが欠けてる断熱欠損
→発泡ウレタンで埋める
一層目のネオマフォームと、二層目のネオマフォームの重ね方
→継ぎ目が同じ位置に来ないように、ずらして配置
ちなみに、こんなに隙間埋めて、息苦しくないの?と疑問に思うかもしれません(私も最初そう思った)。
結論から言うと、息苦しくないのです。
24時間換気というシステムのおかげです。
これもまた書きます!
施工の工程で見たこと・聞いたことをこうやってnoteにアウトプットしていくと、
分からないこと、理解できてないところが結構あるなと思いました。
間違ってる内容もあるかもしれないので、ちゃんと勉強して、間違ってたら後日修正します!!!
だがとにかく、断熱気密の施工もぜんぶ、かなり面白いです!!!
やっぱり実際の施工を見ないと&手を動かして体験しないと分からないです。
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