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世界一幸福な国ブータンとの係争地に、中国が入植地を勝手に建設

ブータンの危機

世界一幸福な国と呼ばれてきたブータンに、中共の魔の手が伸びている。

青山繁晴(しげはる)参議院議員
【ぼくらの国会・第275回】ニュースの尻尾「世界4戦争危機」

ブータンと中国には国境紛争があり、ブータンは世界一幸福な国として平和的な交渉を長年続けてきたが、なんと5年前に中国側が一方的に漢人を入植させると発表した。とにかく人が余ってるから、国境地帯のブータン側に勝手に入り込んでる。特に去年からどんどん入植者の住宅の建設が進んでいて、少なくとも200以上は確認されている。
そこに住みたいと思うのはさすがに中国の人でも少ないと思うだろうが、そこに住んだら沢山お金が出るようにしている。
インド寄りの西側に入植して、インドも刺激している。
中共は、ブータン王室を無きものにしようと狙っている。(要約)

ぼくらの国会2:30~7:30

中国が、領有権をめぐる係争が生じているブータンとの国境地域での入植地建設を加速させている。ロイターが行った人工衛星画像の分析で、2階建ての建物を含む200以上の構造物の建設が6カ所で進められていることが分かった。

ロイター

専門家2人は、こうした形で村が建設されれば、中国政府にとっては相当の戦略的価値が生じると指摘する。新たな建設現場は、インド、ブータン、中国の国境が交錯するドクラム高地から9─27キロの距離にある。ドクラムでは2017年、中印両国の部隊が2カ月以上にわたってにらみ合いを続けた。

ロイター

専門家1人とインド国防関係者は、入植地の建設により、中国は辺境の地域の管理・監視を強化することができ、安全保障に力点を置いた施設を整備するために利用する可能性もあるだろうと話している。

ロイター

人口80万人に満たないブータンは、477キロに及ぶ中国との国境を画定させるべく約40年にわたって中国政府と交渉してきた。ブータン王国にとって、この問題は単なる領土の確保に留まらず、主要な同盟国であり経済パートナーであるインドから見た安全保障上の潜在的な重要性という点での思惑もある。

ロイター

ブータン外務省は、中国との間で2021年4月に行われた最新の国境交渉の中で、両国は双方の見解の相違を解消するプロセスを加速することで合意したと述べている。ただし、その計画の詳細については明らかにできないとしている。

ロイター

中共は、有り余る人民を使って他国に入植させ、徐々にその国を侵食するのが常套手段である。これを、「砂を混ぜる」戦略という。
それが実行された結末が、今のチベット、ウイグル、南モンゴルである。

ブータンの人口はわずか77万人強である。
14億の人民を要する中国が本気で入植を進めればあっという間に飲み込まれてしまう。

日本への サイレント・インベージョン

これは対岸の火事で済む話ではなく、日本にはブータンの人口とほぼ同じ77万人の在日中国人がすでに住んでいるのである。
呑気に、日中友好50周年だとか言ったり、大量の留学生を受け入れたり、外国人材という名の移民を安易に受け入れている場合ではない。
中共は、「砂を混ぜる」サイレント・インベージョン(静かな侵略)を戦略的に行っていることを忘れてはいけない。

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