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前回2021年の自民党総裁選時の安倍元総理と青山繁晴議員のやり取り
【追記】上記の最新記事中に、もっとも詳細に語られていますので、↑ こちらをご参照ください!(2024.9.8)
(山上被告に「完全責任能力あり」というニュース項目の中で、MCからの問いかけに答え)
【MC】天国の安倍元総理とお話しできるなら、なんとお話ししたいですか?総裁選(2024年)も近いですし。
【青山繁晴参議院議員】(一瞬の間をおいて)それは一番つらい質問でね、(総裁選で)「応援してくれ!」とは言わないです、僕は。
ただ、安倍さんの生前に、というか前の総裁選(2021年)に僕は出ようとした訳ですから。
その時に安倍さんと話し合った結果、安倍さんが「今回は俺が世間の言い方だと右だから、次は左の岸田になるんだよ。これは、自由民主党が政権維持してきた秘訣で振り子の原理だ。だから岸田政権になった時に、閣内でなんとか食い止めようとする(者)のが必要だ」と。つまり安全保障を軽視されたりしないかとか懸念されて、「その為に今回は高市さんをお応援してやってくれ。青山さんの出番はその後だよ」ということを仰ったんで、僕はその生前の安倍さんの言葉を、そのままストンと受け入れてるだけで、あの~、今は安らかでいらっしゃる安倍さん騒がせて、俺を応援してくれとか、そんなことは絶対言わないです。
「総裁選では、全く新しい税制や国家国民の理念の再建などに加えて、政治とカネの問題の根幹からの改革を掲げますが、そもそも総裁選のあり方から変えたいと考えています。前回の総裁選でぼくは安倍さんから高市早苗さんの推薦人になってほしいと依頼されました。ぼくは安倍さんとの会話を通じて、高市さんの長所も短所も共有していました。その点を指摘すると、安倍さんは『本当は次は岸田だ』と仰いました。自由民主党には振り子の原理があり、自分は右だから、次は左の岸田さんが総理になる、と」
岸田氏が総裁選で勝利することは前提にした上で、安倍氏は青山氏に「閣内に楔を打ち込むことが必要だ」と指摘したという。
「安倍さんは『宏池会は基本的に安全保障が分かっていない。俺のやったことにも本当は反感を持っている。高市さんが出馬しても総裁にはなれないし、ならないほうがいい。ただし、善戦すれば大臣になるだろう。だから彼女の推薦人になってほしい』とぼくを説得しました。翌日に議員事務所に出ると、すると高市さんが急に来られたのです。てっきり安倍さんから話が行ったのかと思っていたら、そうではなかった。高市さんはご自身の判断で来られて、『私が総理になったら経済安保担当の大臣を新設して、青山さんを初代の大臣にしますから、推薦人になってください』と仰ったんです。ぼくは『ポストで人を釣ったら、それは今までの総裁選と同じです。それはよくありません』と釘を指した上で、お受けしました。
【参考】
・ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」2021年9月7日
青山繁晴参議院議員 「総裁選出馬」(2021年)を断念した本当の理由
・昨年(2020年)9月、自由民主党の次の総裁選にまさかの出馬をすることを決意。
その年の内に、わずかな同志に伝える。
年が明けて、ひとりで深く静かに推薦人集めをおこない続ける。
1年後の今年9月5日、支持層の分断を避けるために出馬を断念、同時に高市早苗候補の要請をお受けして推薦人になることを連絡、そして推薦人として高市選対で懸命に活動することを経て、総裁選の当日。
総裁選が終わった日の夜に、自宅の台所にあったお酒というお酒をことごとく飲み干し、台所から酒が消えてしまった。
「安倍さんの最期の笑顔」
昨年7月8日の早朝でした。参院選の終盤、羽田発伊丹行きANA17便の通路側に座り、出発まで原稿を書いていると、左の肩を二度、バシッバシッと強く叩かれました。顔を上げると、安倍元総理が顔いっぱいに笑っています
▼もう申しても良いでしょう。不肖わたしが民間専門家の時代もただの一回生議員になってからも、内緒の電話で議論を交わしました。電話だけです。それが参院選でばったり会った。元総理の笑顔にわたしも嬉しくなりました
▼伊丹に着くと尋ねました。「今日は長野では?」「奈良で勝ちを固めたくてさ」。ドアが開き、背中を見送りました。いつもの飄々(ひょうひょう)とした男の背中です。 わずか1時間20分後、宝塚で演説していると「心肺停止」との急報です。聴衆に「安倍さんは必ず蘇(よみがえ)る」と叫んだその時、体内に何かが入りました。驚いて俯(うつむ)くと右手に安倍さんの悔いなき笑顔が浮かび、次の瞬間、右奥に猛速で飛び去りました。みなさん、わたしたちの安倍さんに悔いは無かったのです。
青山 繁晴 広報本部報道局長代理
・【ぼくらの国会・第732回】ニュースの尻尾「なぜ参院から総裁選に出るか」2024/05/16
【おまけ】
【青山】第一次安倍政権を投げ出した後に、二人でそこのホテル(指をさす)のステーキ屋に呼ばれていった。
【MC】(ANA)インターコンチ(ネンタルホテル東京)ですか?
【青山】そう。今もあるのかな、ステーキ屋ね。個室ですけど、小ちゃい個室なんです。そこでね、僕の目の前で晋三さんがね、体悪いって辞めた晋三さんがバクバク食うわけ、ステーキを(笑)
【MC】内臓悪くされたんじゃなかったんでしたっけ(笑)
【青山】はい、潰瘍性大腸炎。
いや、潰瘍性大腸炎は仮病じゃないですよ。本当に苦しまれていたんですけど。
で、バクバク食われるわけです。僕は食えないわけ、胸いっっぱいで。
で、思わず安倍さんにね、「そのドアの向こうを、普通の人が歩いてるんですよ。これドア開けたら、安倍さんがステーキ食ってるのが見えると。ね、これどう思うか、なぜ辞めたのか。親中派、親北朝鮮派、親韓国派にヤラレたと言うべきだよ。」と言ったら、(安倍さんのステーキをナイフで切る手が)フッと止まったけど、再びこうやってガンガン食ってた。そういうことを、克明に書いてる本(「反回想 私の接したもう一人の安倍総理』9月2日発売)なんです。
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